中国(地方)の心霊スポットの特徴

中国地方には、山陰地方山陽地方がありますが、
同じ中国圏と言うそうです。なんだか慣れないとおかしく感じますね。
鳥取と島根が山陰、残りが山陽地方だと覚えると良さそうですね。

さて、山陰地方と山陽地方の心霊スポットには、
島根県の「畳ヶ浦」が霊元となっている可能性が高そうだと言えます。

陰陽五行のとある流派の考えでいくと、
隠には邪気がはいることになっていますから。

では、このスポットに着目しつつ、
中国地方の心霊スポットを詳しくみていきましょう。

「賽の河原」と呼ばれる畳ヶ浦

賽の河原」と言えば、こちらの世界と霊界の間を通っている川です。
畳ヶ浦では、そのゆったりとした川のながれに沿った風に乗った
子供の声が多く聞こえるといいます。

また、異様な数の海難事故や、入水自殺の場所としても有名で、
お地蔵さんや祠がたくさん設置されてもいます。

付近にあるトンネルや墓地でも白いモヤや白い女の幽霊が出ている
との目撃情報も多数あります。

これは仮設ですが、日本三大大社によくカウントされる出雲大社があるのが、
この畳ヶ浦のある島根県なのです。

冥界からの霊的な攻撃を防御する目的でも
出雲大社は建造されたのかもしれません。

実は、出雲大社がいつ建造されたかは明確になっていないのです。
日本書紀までさかのぼる必要さえあります。

そんな時代に霊障に悩んだ人々の思いがあるとするならば、
この地はそもそも霊的な力が秘められている土地だということが分かります。

石見畳ヶ浦での心霊スポット体験談はこちら

山陰地方は鳥取の赤松の池

赤松の池の伝承として伝わっているのは、
池(といってもかなり広いのですが)の主がいて、
それを攻撃したりちょっかいを出すと、水難事故になるというものがあります。

加えて、僧侶と若い娘がこの池で入水自殺をしたことにより、
カップルで訪れるとずぶ濡れで半分腐ったような男女の霊が
見つめてくるという目撃情報があります。

しかし、案外ふらっと向かえる心霊スポットかもしれません。
出雲大社が近いので、霊的に強く護られている地域だからです。
目撃情報の数も少なめだったりします。

赤松の池での心霊スポット体験談はこちら

鳥取県は東大山大橋

鳥取県の関金町にある心霊スポットですが、
おかしなことに観光スポットになっているのです。

画像検索などをしてもらえば分かるとおもいますが、
東大山大橋は立派な橋の造りとそれを囲む自然があり、絶景でもあるのです。

また、かつての謂れなどもなく、心霊スポットになる理由はたったの一つ、
それも奇妙なものしかありません。自殺の名所なのです。

だからこそ、中を舞う女の子の例や、橋の下から声を上げる霊などの
目撃情報が出てくるのでしょう。

しかし、気がついて欲しい点があります。

もし、自殺をしたいだけならば、わざわざ観光客が多く来る場所にまでこなくとも、
身近な橋なりで済ませばよいのです。

よって、山陰地方には、人間を賽の河原の向こう側に連れていくような、
なんらかの力が働いている
と考えられるのです。

東大山大橋での心霊スポット体験談はこちら

山陽地方は岡山の人形峠

山陽地方の心霊スポットの謂れを考えると、
陰陽五行の考え方がすんなり頭にはいる感覚があるかと思います。

人形峠の謂れには2つあり、
一つは、山に出てくる大蛇を藁人形をかませている間に殺したという説、
もう一つは、石の石像(人形)に大きな蜂の化け物が針をさそうとしても
刺せずに退治されたという説です。

どちらも、人間を守ってくれる存在がいるという点では共通点があります。

目撃情報などは、顔が潰れた女性の歩き回る姿や、
赤ん坊の泣き声が聞こえるというものですが、襲ってきたりはしません。

大蛇や蜂などの物の怪にやられただけの可能性もあります。
出雲大社の効果なのか、山陽地方だからこその、
軽めの心霊スポットなのかはわかりませんが、
必要以上に構える必要はなさそうです。

人形峠での心霊スポット体験談はこちら

山陽地方は山口の壇ノ浦

当然、観光スポットでもあるのですが、
呪い的な症状や、火の玉を見る人が絶えません。

というのも、有名な壇ノ浦の戦いの後は、
負けた平家は摂政を任命させた幼い天皇と共に入水自殺をさせられました。
天皇家と平家、どちらにも多くの信望や信仰があったに違いありません。

昼は整備された観光スポット、夜は心霊スポットとなる壇ノ浦ですが、
出雲大社が設置されている地方であっても、強い怨念
それも日本を動かしてきたような存在の念は強いので、
呪いなどの霊障が出てしまうのでしょう。

なるべくなら、昼間の観光だけにしたほうが良い、心霊スポットだと言え、
また中国地方屈指の心霊スポットであるとも言えるでしょう。

壇ノ浦での心霊スポット体験談はこちら

中国地方の心霊スポットの傾向とまとめ

まず、地域的には古くから「何かしらの拠り所」が
必要とされてきた土地
だということが分かります。

昔から、それは出雲大社でしたが、山陰地方にあります。
つまりは、山陰地方を霊的に強く守った方が益が多いと考えたのではないでしょうか。

一方、山陽地方、山口県や広島県や岡山県は太陽が当たる場所、
霊的に守られている場所として、大きな社の設置がないのかもしれません。

この地域の心霊スポットを訪れる際には出雲大社へのお参りと、
そもそも土地の霊的な力が強い場所なのだという認識を忘れてはいけません。

中国地方の心霊スポット体験談一覧はこちら