四国地方の心霊スポットの特徴まとめ
四国地方の心霊スポットの特徴
四国と言えば、北四国の香川と愛媛、
南四国の徳島と高知に分けられます。
また、四国の心霊スポットはというと、
四国八十八箇所巡りが想起させられます。
四国全域の霊場を巡るというもので、
江戸時代からは修行に使われていたそうです。
身を清めたり、霊格を高めたりするお寺があるからには、
四国八十八箇所巡りのお寺は霊的な何かを封印する、
または防御するような発想が容易にできます。
では本当にそうでしょうか、
実際に四国の心霊スポットの特徴を確認してみましょう。
北四国は愛媛の「死入道峠」
「死入道峠」は旧北条市から旧玉川町にまがたる峠ですが、
ネーミングからして何かの歴史があるのでしょう。
江戸時代に姥捨てがあったために、
死者になる予定の者が入る峠として名付けられたようです。
その捨てられたという怨念からか、
毎年のように白骨死体が発見されることでも有名です。
また、事実として、若いカップルが死入峠をドライブ中に口論となり、
男が女性を殺害して山中に遺棄したという事件もありました。
死者が死者を引き寄せるのは全国共通だと考えられるかもしれません。
また、姥捨ては飢饉の度に行われた「普通の出来事」だったので、
その人々の怨念は凄まじいものがあるでしょう。
愛媛の「久谷の四ツ池」
松山市の浄瑠璃町にある4つ並んだ池が
心霊スポットになっています。
一番北に位置している池の付近では、
過去に老人が仲間にだまされて池に落とされたという伝承があるのです。
一人でその池に近寄ると、笑顔のおじいさんが
「おいでおいで」をしてきて、手をひっぱられて
そのまま池へという伝承も残っています。
うっすらとしたモヤが見えたり、
影がスッと動くような目撃例も報告されており、
油断できない心霊スポットであると言えます。
怨念が人間を引き寄せる典型例のスポットであると言えます。
北四国香川の「喝破道場」
戦後間も無いくらいの不良青年達の更生施設が廃墟化し、
心霊スポットとなった例が喝破道場です。
その更生方法というものが、修行に近いことだったらしく、
脱走を謀るものや、自殺をしたものも多いという情報があります。
また、地下の大浴場で集団自殺があったことや、
その原因が一人の自殺のために、職員が口封じとして偽装したとう、
まことしやかな噂も残っています。
出没するのは丸坊主の青年の霊ばかりですが、
うらめしそうに見つめるだけだそうです。
生きている間に、絶望すら奪われてしまったのではないかと思う、
ある種、同情できそうな心霊スポットであると言えます。
北四国香川の「根香寺」
四国八十八箇所巡りのお寺の一つであるのですが、
近くに設置されている公衆電話の中に霊が出たり、
近くに泊まると半分空けている人間に話しかけられるという
事案が報告されています。
霊的に強いはずの霊場に出現する霊は、非常に強力なものであるか、
霊場自体の力が弱まっているかのどちらかでしょう。
八十八ケ所を巡る際には、スッと立ち去りたいお寺だと言えます。
南四国は徳島の「母子の墓」
徳島県の海部郡にあるとある母子の墓が心霊スポットになっています。
伝承としては「保瀬は野となれ、山となれ、我死後50年にして、
保瀬を壊滅させる。そして100年は人が住めぬようにしてやる」と、
自らの子供の頭を鎌で刺し、吹き出した鮮血を口に含みながら
語った母親の話が知られています。
ある種の怨念を用いた復習的なことをしたかったのでしょう。
母親もその後、入水自殺を謀るのです。
事実、歴史書を紐解いてみると、保瀬の集落が壊滅したとの記録があるのです。
現在でも、保瀬の川辺に立つと、2つの火の玉が山の方へと向かっていく
様子が見られると言います。
ある種、現代人には被害が及ば無い、比較的安全な心霊スポットだと言えます。
南四国の高知県「見返橋」
見返橋は高知県土佐山田町にある
「橋を渡っている途中で振り向くと災いが起こる」
との伝承がある心霊スポットです。
駅から近く、訪れやすい心霊スポットになっています。
具体的にはどんな災いがあるのかというと、
自然災害が増えると昔は言われてきました。
近年では、もし振り返ってしまったら、
長い髪で真っ白な顔をした女の幽霊がくっついてくる、
たくさんの手が伸びて追ってくる、
また、帰り道に事故に遭うという情報が寄せられています。
八十八ケ所の一つの霊場すら乱れている四国では、
安易に振り返るものではないと考えて良さそうです。
南四国は高知県の「足摺岬」
名前だけでもいわくつきだとわかりそうですが、
目撃情報も多々あります。
血だらけになった男性がぼーっと海の方を眺めていたり、
白い服を着た女性がじーっと見てくるというものです。
噂は実に様々で、赤ん坊から老人まで例外がない程の目撃情報があり、
近隣では超有名なスポットであると言えます。
この足摺岬の崖の近くでは、自殺者も後を絶えず、
献花が多いことでも知られています。
実際に、死者が多いために、沢山の霊が漂う心霊スポットとなったのでしょう。
四国の心霊スポットの特徴まとめ
四国八十八ケ所巡りのお寺は、古くから霊場としてその力や
恩恵を四国全体に分け与えてきたと言えます。
しかし、北四国香川の「根香寺」が心霊スポットとなった今では、
霊場が安定した力を供給できていないのが現状でしょう。
四国の心霊スポットを訪れる時には、
心霊スポットではないお寺などに行くなりして、
霊的に身を守る必要がありそうです。
事実、八十八ケ所も霊場があるにもかかわらずに、
たくさんの心霊スポットが存在するのです。
また、霊的な力の復活も期待したいところだと考えられます。
コメントを残す