中国人殉難烈士慰霊碑:墓石の呪いと霊の真相

中国人墓地:強制労働者の怨念が渦巻く慰霊碑と少女の霊の恐怖

北海道上川郡東川町にある中国人墓地、正式名称「中国人殉難烈士慰霊碑」は、戦時中の強制労働で亡魂した中国人労働者を弔う慰霊碑であり、道北随一の心霊スポットとして知られる。墓石の裏の文字を読むと呪われる、黒い影に追いかけられる、少女の霊が泣き続けるといった噂が絶えない。1944年の過酷な労働環境と、2015年の交通事故が、恐怖のイメージを強める。この記事は、中国人墓地の歴史と心霊現象の真相に迫る。

中国人墓地概要

中国人墓地は、北海道上川郡東川町の14号共同墓地の一角に位置する慰霊碑であり、1944年に強制労働で亡魂した中国人労働者を弔う。旭川市近郊の心霊スポットとして悪名が高く、墓石や七地蔵にまつわる不気味な現象が報告される。周辺の田園風景と静寂が、霊的な雰囲気を増幅する。以下に概要をまとめる。

危険度 ★★★★★(強烈な怨念の噂と交通事故のリスクが高く、極めて危険)
名称 中国人墓地(中国人殉難烈士慰霊碑)
所在地 北海道上川郡東川町ノカナン113
アクセス JR函館本線「旭川駅」から車で約20分、または国道12号経由で東川町14号共同墓地へ。駐車スペースは限られる。

中国人墓地の心霊噂とその起源

中国人墓地は、強制労働で亡魂した中国人の怨念が渦巻くとの噂で知られる。墓石の裏の文字を読むと呪われる、黒い影に追いかけられる、少女の霊が泣き続ける、上半身だけの男性の霊が現れるといった報告が広まる。噂の起源は、1944年に江卸発電所や遊水池建設に従事した338人の中国人労働者のうち、88人が過酷な環境で死亡した歴史にある。墓地の七地蔵が、別の事件と結びつき、霊的なイメージを強める。

歴史と背景

中国人墓地は、正式名称「中国人殉難烈士慰霊碑」として、1972年に東川町14号共同墓地に建立された。1942年11月、東条内閣の閣議決定により、38,939人の中国人が日本に強制連行され、北海道では16,282人が58の事業場で労働を強いられた。東川町では、1944年に江卸発電所の遊水池建設のため、338人が連行され、88人が栄養失調、過労、虐待で死亡した。遺体は作業場近くに穴に埋められ、戦後まで放置された。1953年に北海道中国人俘虜殉難者慰霊実行委員会が遺骨の発掘・送還を行い、慰霊碑が建てられた。

2015年頃、墓地を訪れた若者グループが帰路で交通事故に遭い、全員死亡する事件が発生した。地元では「霊に追いかけられた」との噂が広まり、ブレーキ痕や事故状況が説明不能とされた。毎年7月7日に開催される「中国人強制連行事件殉難烈士慰霊祭」は、日中友好を願い、犠牲者の冥福を祈るが、怨念の噂は収まらない。墓地の七地蔵は、別の家族惨殺事件を弔うものとされ、少女の霊の目撃と結びつく。周辺の田園風景と静寂が、恐怖の雰囲気を増幅する。

心霊現象と目撃談

中国人墓地で報告される心霊現象は以下の通りである。

  • 墓石の裏の文字を読むと呪われる、または赤い霧が現れる。
  • 黒い影や上半身だけの男性の霊に追いかけられる。
  • 七地蔵付近で、少女の霊が泣き続ける。
  • 帰路で交通事故や、見知らぬ者が車に同乗する感覚を覚える。

SNS上では、訪問者が「墓地で赤い霧のような影を撮影した」と報告したり、「七地蔵の前で少女の泣き声を聞いた」と投稿する例が見られる。ある者は、墓地を出た後に「車内で異様な気配を感じ、コンビニで霊が離れた」と記している。これらの現象は、墓地の孤立感や強制労働の歴史が引き起こす心理的効果が要因と考えられる。

現地レポート

中国人墓地は、東川町の14号共同墓地の一角に位置し、中国人殉難烈士慰霊碑が中央に立つ。周辺は田んぼと民家が点在するが、夜間は街灯が少なく、静寂が支配する。慰霊碑はコンクリート製で、碑文には強制労働の歴史と日中友好の願いが刻まれる。隣の七地蔵は、別の家族惨殺事件を弔うとされ、苔むした石像が不気味さを増す。霧が発生すると、墓地の視界が制限され、赤い霧や影の噂が現実味を帯びる。

夜間の墓地は、風の音や野生動物の気配が異様な空気を生み出す。キタキツネやエゾシカの足音が、霊的な足音と誤認される場合もある。慰霊碑の裏に刻まれた文字は、薄暗い環境で不気味な印象を与え、呪いの噂を助長する。この環境が、訪問者に強い恐怖心を植え付ける。

科学的・心理的考察

中国人墓地の心霊現象は、科学的視点からいくつかの要因で説明可能である。墓地の静寂と街灯の暗さは、音や光の錯覚を誘発し、風や動物の音が泣き声や足音として誤認される。赤い霧は、霧や湿気による光の屈折が原因と考えられる。強制労働の歴史や2015年の交通事故の噂は、訪問者に先入観を与え、幻覚や錯聴を増幅する。七地蔵と少女の霊の噂は、別の事件との混同が影響する可能性がある。

人間の脳は、孤立した環境で異常を過剰に感知する傾向があり、墓地の重苦しい歴史がこの効果を強める。東川町の田園風景と、戦時中の過酷な過去が、霊的な連想を助長する。慰霊碑の存在自体が、怨念のイメージを増幅する一因である。

中国人墓地での恐怖体験談

中国人墓地を訪れた人々から報告された体験談を以下に紹介する。歴史の重みと不気味な雰囲気が、訪問者に強烈な恐怖を与える。

北海道ではかなり有名な心霊スポット中国人墓地

正式名称は「中国人殉難烈士慰霊碑」と呼び、
道北界隈はおろか、全道にとどろく心霊スポットとして有名。

毎回夏場の心霊スポット特集などで、
必ずと言っていいほど目にする場所です。

10年程前になりますが、夏休みを利用して、
友人8人と近場の心霊スポット巡りに行きました。

2台の車に分乗し、途中、有名な心霊スポットである
「カムイコタン」や「山本家」など、道北の名だたる
心霊スポットを経由しながら最大の目的地である「中国人墓地」へ。

東川町にあり、墓地の周りは民家と田んぼがぽつぽつあり、
山奥であったり人里離れた場所にあるというわけではありません。

国道から少し外れた丘の上、小道を上った先にその場所はあります。

車内では怖い話などで盛り上がっていたのですが、
夜中の心霊スポット巡りであったため、
友人の内1人がぐっすり寝ていました

夜中の2時過ぎ、墓地に到着。
街頭が1本、ぽつんと墓地を照らしていました。

墓地の隣に車を停め降りようとした矢先、
さっきまで寝ていた友人がいきなり起き上ったかと思うと、
「○※×♯△!!!」と訳のわからない言葉を叫び、錯乱状態に。

そして大量の嘔吐。
さらに「来る来る来る来る!!!」と言って墓地の方に走って行きました。

特に霊感が強いわけでもなく、途中寄った心霊スポットでも
変な様子はなかったので、僕を含め友人達はみんなパニックに。

とにかく錯乱状態の彼を友人達と一緒に車に引き戻し、
一目散に逃げ出しました。

無我夢中で帰路についていたのですが、
途中寄ったコンビニで錯乱した友達が目を覚ましました。

あの状態を覚えているか聞いてみたところ、
墓地に着いたことも錯乱したことも覚えていない、
すごい数の黒い影に追いかけられる夢を見た。
と言っていました。

そういえば中国人墓地に埋葬されている方々は、
亡くなったらその場でまとめられて焼かれたという話を聞いたことがありました。

あれから興味本位で心霊スポットに行くことはほとんどありません。

この体験談は、墓地の重苦しい雰囲気と、強制労働の歴史が引き起こす恐怖を物語る。錯乱や黒い影の夢は、心理的ストレスや環境の孤立感が誘発した現象と考えられるが、怨念の強さが印象に残る。

訪れる際の注意点

中国人墓地は慰霊施設であり、心霊スポットを目的に訪れる場合は以下の点に注意する。

  • 敬意の保持: 中国人殉難烈士慰霊碑は犠牲者を弔う場であり、騒音や不敬な行為を避ける。
  • 夜間の安全: 街灯が少なく、霧や暗闇で視界が制限される。懐中電灯や滑り止め靴を準備する。
  • 交通事故のリスク: 2015年の事故例を踏まえ、帰路の運転は慎重に行う。複数人で行動する。
  • 私有地への配慮: 共同墓地の一角であり、許可なく墓地内を徘徊しない。

霧の深い夜や雨天時は、視界不良や足元の不安定さが事故リスクを高める。慰霊祭の開催日(7月7日)を避け、静かな訪問を心がける。

周辺スポットと関連情報

中国人墓地周辺にも、心霊スポットや不思議な雰囲気の場所がある。以下に代表的な3つを挙げる。

  • 神居古潭: 旭川市の石狩川沿いの渓谷。アイヌの聖地だが、水難事故や列車事故の霊が現れるとの噂がある。
  • 山本家: 旭川市内の廃屋。一家惨殺事件の現場とされ、夜に不気味な声や影が現れるとの噂がある。
  • 旧大函トンネル: 層雲峡にある廃トンネル。強制労働者の霊や地蔵にまつわる怪奇現象が報告される。

結論と感想

中国人墓地は、中国人殉難烈士慰霊碑として、戦時中の強制労働の悲劇を刻む場所であるが、心霊スポットとしての不気味な一面を持つ。黒い影や少女の霊、呪いの墓石の噂は、過酷な歴史と孤立した環境が引き起こす心理的効果によるものと考えられる。2015年の交通事故や七地蔵の存在が、恐怖に現実味を与える。訪れる価値は、歴史の重みと北海道の静寂を感じる点にあるが、敬意と安全を最優先にすべきである。

中国人墓地に関する心霊スポット情報まとめ

中国人墓地は、北海道上川郡東川町の14号共同墓地に位置する中国人殉難烈士慰霊碑であり、1944年に強制労働で亡魂した88人の中国人を弔う。墓石の呪い、黒い影、少女の霊の目撃が、心霊スポットとしての悪名を高める。2015年の交通事故や七地蔵の歴史が、怨念の噂を強める。風や霧が錯覚を誘発し、強制労働の過去が恐怖感を助長する。JR旭川駅から車でアクセスし、周辺の神居古潭や山本家と併せて訪れることで、道北の歴史と神秘性を深く感じられるだろう。