北海道の心霊スポットの特徴

道東道央道南、道北と各地に広がる
北海道の心霊スポットにはとある共通点があります。

心霊的な要因というとアイヌやその精霊などをイメージしがちですが、
炭鉱や屯田兵など労働して命を落とした方が非常に多い地であることが有名です。

戦地としては大規模なものは五稜郭周辺くらいで、
太平洋戦争中も比較的平和な地域だったことにも由来するでしょう。
調べてみると、すぐに、トンネルや炭鉱の心霊スポットが多いことが分かります。

滝や公園など自然多い場所にも出現するのでしょうが、
やはり、強制的に労働をさせられて死んだ霊の呪縛や負の連鎖が
関係している
としか思えません。

このポイントから考えると、北海道の心霊スポットに一つの仮説が立てられて、
ある程度の確実性があるのだと考えることができます。

豊浜トンネルで心霊現象が起こる原因

北海道の道央の西端に位置するこのトンネルですが、
やはり、岩盤崩落事故以来の心霊スポットのようです。

不可思議な顔や声が聞こえる、空中を浮かぶ霊を目撃する
などの現象が起こるようですが、ここで少し考察をしてみましょう。

まず、現在の豊浜トンネルは平成12年に竣工しました。
それまでは旧トンネルを利用しているのです。

旧トンネルには女性の霊と、中年の男性の霊が見られるようです。
つまりは、古くからトンネルの存在が霊に知られていました。

そこで道央で炭鉱作業やキツい労働などで死んでいった魂が、
または人柱としてトンネルや山などに生き埋めにされた霊
新たな霊をおびき寄せていると考えると、
すんなりと解釈ができるのではないでしょうか。

今回の場合、男性の霊が、女性の霊をおびき寄せて
仲間に引きずり込んだ形です。

労働で生き埋めになったりした霊が、仲間をおびき寄せる構図です。
これを意識すると有名心霊スポットの原因などもしっくりくるようになります。

参考までですが、アイヌコタンと呼ばれる、
アイヌ民族の昔話でも多く語られる地域ではありますので、
何らかの因果関係はあるのかもしれません。

豊浜トンネルでの心霊スポット体験談はこちら

雄別炭鉱跡の特徴と傾向

1923年から道東一番の炭鉱として知られた雄別炭鉱もまた、
心霊スポットとして有名です。

三菱鉱業が1924年に扱うようになってからは
過酷な労働が待っていたそうです。

1969年には茂尻鉱山坑内爆発事件があり、多くの人命が失われたのです。
過酷な労働で死んでいった人間、事故で巻き込まれた人間の霊が、
後日になって祟るのが雄別炭鉱跡の特徴のようです。

これも、具合を悪くして少しでも冥界に招こうとする
霊の思いと考えるならば、納得がいくのではないでしょうか。

事実、地元の人間しかしらない、
強制的な労働や人柱の噂が絶えない地域が道東の雄別炭鉱なのです。

雄別炭鉱跡での心霊スポット体験談はこちら

庶路炭鉱の特徴と傾向

明治庶路炭鉱」としても知られる心霊スポットです。

1936年から北海道の道央の白糠町で庶路炭鉱発展してきた炭鉱ですが、
明治鉱業が買収すると強引とも言える大規模な開発が進みました。

そして大規模な事故が起こります。
死者は18名で、重傷者が7名の大事故でした。

注目すべきポイントは、石炭層が非常に厚い炭鉱であるために、
ガス爆発は起こりにくいとされていた中での爆発があったということです。

それ以降、異様な声や異形の姿が
見ることができる心霊スポットになっています。
何かの力が働いたのでしょうか?

庶路炭鉱での心霊スポット体験談はこちら

築別炭鉱の特徴と傾向

道北にある有名な心霊スポットといえば、もちろん築別炭鉱です。

羽幌(はぼろ)炭鉱の一部として発展してきた歴史がある炭鉱ですが、
かなりの数の強制的な労働者が送り込まれたのではないかとの噂が、
地元・ネットで絶えません。

また、かなりの数が命を落としている、
それも救出されず山の上に捧げられたというではありませんか。

ここでも怨念が次なる人間を呼び込もうと
姿を現している可能性が高く考えられます。

内部では笑い声が聞こえるという体験談もあり、
仲間が増えるので嬉しくて笑うのではないかと考えるとぞっとしますね。
体調がおかしくなるなど、霊障も多数報告されているのです。

また、帰り道に事故に合うようなことも報告されています。
やはり、仲間の霊を増やして安心したいのではないでしょうか?

築別炭鉱での心霊スポット体験談はこちら

北海道の心霊スポットの特徴まとめ

北海道の心霊スポットの特徴としては、道東から道南、道央、
そして道北と炭鉱や労働の跡地が多い点が挙げられます。

かつ、そこまで古くない時期に事故が多発している点に再注目できます。
庶路炭鉱の例を考えてみましょう。

起こるはずの無い場所での爆発事故があったのです。

つまりは、もっと古くからの、例えば江戸時代の屯田兵などの霊
仲間を引き寄せるように霊が出没するという傾向があるのだと考えられます。

また、もっと古くを考えれば、蝦夷を呼ばれ虐待を受けていた
アイヌ人の奥底からの怨念が漂う地、
それが北海道だと言うことができるでしょう。

負の連鎖が続く地、次から次へと仲間の霊を増やそうとする
傾向が強い性格の土地、怨念で成立する場所、
それが観光で有名な北海道の裏の姿なのかもしれません。

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