沖縄(琉球)地方の心霊スポットの特徴まとめ
沖縄の心霊スポットの特徴
沖縄県は、八地方区分という日本の区分で言うと、
九州地方に属し、琉球という区域に属しています。
位置的にも最南端であり、歴史的にも中国の影響を強く受けた地域です。
「ニライカナイ」の伝承や、ユタなど霊的にも醸造されている地域だとも言えます。
そして忘れてはならないのが、太平洋戦争の沖縄戦です。
集団自決や爆弾を持って走っての特攻、
アメリカ軍の火炎放射器による攻撃などの悲劇が起きた場所でもあります。
宗教も仏教系ではなく、アニミズム信仰に近い、古神道という、
の原形に近いものを採用していることでも有名です。
神社を神社と呼ばず「御嶽(うたき)」としているのも、本土との違いです。
無宗派の僧とは別の位置付けでユタが現役で活躍する地域なのです。
琉球でも有名「嵐山の消える廃墟」
嵐山にあると言われる廃墟が心霊スポットとなっている訳ですが、
二つの不可思議な現象が起きることで知られています。
一つ目は、決まって水曜日に廃墟を訪れると、
一家のモノと考えられる大小無数の血の足跡が見つかるというものです。
二つ目は、実在することは写真や地図などでも明らかなのですが、
見つけることができなくなるという現象です。
ニライカナイも「異世界」であり、空間が歪むという説があります。
もしかしたら、この廃墟の周辺も空間が揺らいでいるのかもしれません。
ちなみに、一家は、男女関係のもつれから激昂した夫が
斧で一家心中を果たしたというものです。
嵐山の消える廃墟(嵐山展望台付近)での心霊スポット体験談はこちら
絶対に入ってはいけない場所「御嶽(うたき)」
神社や仏閣が極めて少ない代わりに、御嶽と呼ばれる、
自然物から成る聖地があります。
ここはユタ(沖縄の霊媒師)の修行場でもあります。
琉球王朝時代に、国王に使えた巫女とその末裔に
立ち寄ってはいけないという条例が出たのを単に発し、
現在でもそれ以外の人間が入るのは禁忌とされています。
また、ユタの修行とは悪霊との戦いであるために、
近寄ることが非常に危険だとされています。
さて、万が一入ってしまった場合はどうなるのでしょうか?
午前0時から3時の間は、立ち止まってはいけないそうです。
もし、立ち止まると、こっちの世界には戻ってこれなくなるとされています。
大山貝塚
宜野湾市大山にある大山貝塚もまた、「御嶽」として有名です。
ここは自然から成る「御嶽」ではなく、建物があります。
何より怖いのが「この先霊域につき、立ち入る者には命の保証はできません」
と大山自治会の看板がところ狭しと置かれている点です。
祠や防空壕などもあり、その怖さを増長しています。
奥には洞窟もあるのですが、ここでも、男性一名が一時的に消えて、
友人3名が諦めて帰ると、翌日になって死体が見つかったという事件がありました。
また、車で行くと、ライトやラジオ、
エアコンなど車に不調が出ることでも有名です。
なんらかの干渉があると考えるのが自然でしょう。
恩納村の「SSS(スリーエス)」
ムーンビーチという観光スポットの直ぐ近くに、
これまたユタの修行場があります。
ユタであっても場合と体調などによって入ることが危険であるために、
沖縄で最も恐ろしく危険なスポットだと言う人が多くいます。
何かに足をひっぱられるような感覚、
幻覚を見てしまうなどの現象が起こり、
中にはそのまま精神病院へ通うことになった人までいるという噂です。
また、毎夜聞こえるといううめき声もあるため、
興味本位では近づかないようにしましょう。
沖縄は国頭郡の「万座毛」
観光名所でもある万座毛の裏の顔をご存知でしょうか?
実は沖縄では、自殺の名所として知られています。
生きている人間を死へと招く理由の一つが、
米軍の辱めから逃れるようにと命じられていた
沖縄の人々が集団で投身自殺を行った場所だからという理由もあるでしょう。
また、ダイバーの中では、懸命に泳ぐ子供達の霊や、
防災頭巾を被った古い服を着た人々の行進が見えたという報告もあります。
顕著なものでは、笑顔で写真をとった女子高生が、
その後笑顔のまま投身自殺を図った場所でもあるとの噂です。
怨念の連鎖が感じられる心霊スポットだと言えます。
糸満市の平和記念公園
ここでも、断崖絶壁から軍民問わず、
大量の人間が投身自殺をしたということで有名です。
赤ん坊を抱いて飛び降りた母親の気持ちは想像している以上の
悲しさに溢れているでしょう。
たくさんの慰霊碑が並んでいる場所ですが、
夜中にそこを通ると軍服を着た青白い顔の男性や、
子供を抱いてすすり泣く女性の姿が確認できるそうです。
からかい半分では向かってはいけない心霊スポットだと言えます。
沖縄の心霊スポットの特徴まとめ
沖縄の心霊スポットの特徴は二つにまとめられると考えられます。
一つは、沖縄戦の悲劇に関するものです。
これらは、刺激することなく、遊び半分で近づくことなく、
慰霊をしていくことが大切でしょう。
そしてもう一つは、「時空転移」の傾向があるという点です。
「ニライカナイ」は、異界、異次元とされており、
毎年一度だけやってくるという不可思議な特徴を持っています。
空間的に消える廃墟や、足を掴むような力、
人が「こっちの世界に戻れない」などは、
「時空転移」現象が起きていると考えると筋が通るのではないでしょうか。
霊障も怖いですが、異界へと足を踏み込むのはもっと怖いことです。
遊び心で心霊スポット、特に「御嶽」に近づくのだけはやめた方が良いと結論づけられます。
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