国道355号線沿いの宮中取水ダムの横には、
鷹ノ巣トンネルという、
変わったトンネルが掘られています。

短いトンネルなのですが、
途中に人が通れる穴が空いていて
穴はダム湖を見下ろす崖の途中にあります。

何よりも奇妙なのが、
トンネルに空いた穴の反対側の壁に、
小さなくぼみが掘られている
ことです。

くぼみには何かが置かれていた跡だけが残され、
神棚が置かれていたというウワサがあります。

これは知り合いから聞いた話なのですが。
トンネルから外につながる穴に、
一枚のメモが落ちているのを見つけた
そうです。

穴の先にあるのは崖なので、
自殺した人の遺書を連想しましたが、
メモに書かれていたのは何かの図形で、
どうも遺書とは違うように見えます。

知り合いが穴に入ってメモを拾ってみると、
落ちていたメモの1辺はギザギザで、
手帳から破り取ったメモのようでした。

ボールペンで書かれていたのは、
横にしたUの字の中に大きな丸が一つ、
少し離して小さな丸が一つ。K09だとかグンとかの、
書いた人だけがわかる略語が
いくつか書き込まれていたそうです。

メモが書かれた紙はまだ新しいもので、
何かの事故が起きて、
このメモを書いた人だけが落ちたかもしれない。

そう思った知り合いが、
四つんばいの姿勢で崖の下の方をみると、
トンネルの方から足音が聞こえてきます。

足音に驚いた知り合いは、
持っていたメモを崖に落としてしまいます。

メモはただの忘れ物で、
書いた人が取りに来たのかと思ってトンネルに戻ると、
そこには誰もいなかったそうです。

崖の下にある木の枝は折れたりしていなかったので、
事故や飛び降りがあったわけではなく、
どうしてあんな場所にメモが落ちていたのか、
トンネル内で聞こえた足音は何だったのか、
知り合いは不思議そうに語っていました。

これはウワサなのですが、鷹ノ巣トンネルは、
工事の内容からすれば多くの不幸が起きた
らしく、
トンネル内のくぼみに置かれていた神棚は、
犠牲者のために置かれていた
のだそうです。

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