友人と2人で立ち寄ったファミレスで、
席に案内されたあとに出されたお水が3つだったときに、
友人がつぶやいた言葉が「またか」でした。

この時友人はGPSの位置情報を利用した
陣取りゲームにハマっていて、あちこちに出歩くことが多くなり、
休憩のために喫茶店やファミレスに立ち寄る機会も増えていました。

友人が1人で飲食店に行っても、
2人だと勘違いされることが何度もあり

知らないうちに、何かに取り憑かれているのではないか
そんな不安を感じはじめていた時期でした。

私もそのゲームに興味があったので、
実際のゲームの様子を見るために、
その日は友人と一緒に行動をしていて。

人数を間違えられるという友人の話を聞ききながら、
心当たりのある場所が頭に浮かんでいました。

それはJR土浦駅の南を流れる桜川に架かる桜川鉄橋で、
小雨の降る昭和18年10月に起きた、
死者100名をこえる鉄道事故が起きた現場でした。

操作ミスで本線上に入った貨物列車が動けなくなり、
土浦駅から出発した貨物列車が衝突脱線。

その2分30秒後、
土浦駅に向かっていた乗客を乗せた車両が、
事故を起こした貨物車両と衝突。

1両目は事故車両に乗り上げ、
2両目は1両目と3両目に押しつぶされて大破、
脱線した3両目は橋上からぶら下がり、
4両目は桜川に水没。

戦時中という状況で、
救助に当たる人員をはじめ医師や医薬品が不足するなか、
治療されないまま亡くなる乗客も多かったようです。

鉄道史に残る大惨事にも関わらず、この事故が広く知られることはなく、
質素な木製の慰霊碑が建てられたのは昭和40年になってからのことでした。

友人から詳しく話を聞くと、
桜川鉄橋の近くをよく通っているようだったので、
この場所が原因だと私は確信しました。

その後、立ち寄る場所を変えてゲームを続けた友人は、
飲食店へ行っても人数を間違えられることはなくなったようです。

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