〒665-0013 兵庫県宝塚市宝梅3丁目4−48

兵庫県宝塚市には宝塚聖天(ゼロ戦寺)というお寺があり、
その中のゼロ戦墓地心霊スポットと言われています。

そこは名前の通り墓地なのですが、
なぜかゼロ戦のレプリカがおかれているため
ゼロ戦墓地と呼ばれています。

そこを私とA子、B男、C男の4人で面白半分で
肝試しに訪れてみることにしたんです。

わりと有名な心霊スポットなんですが、
私達4人とも霊感がまるでなかったのと、
学生時代のことでしたので若さから来る悪ノリでした。

雨上がりにカップルでゼロ戦墓地を訪れると
出やすいという噂があり、私達はカップルじゃないけど、
男女2組だからでるんじゃないかと。

運良く(うん悪く?)その日は夕方まで
雨が降っていたのですが夜には止んでいました。

学生なので車をもっていたのは高校卒業してすぐ働いていた
A子だけだったのでA子の車と運転で出かけることにしました。

行きはドキドキしながらも
勢いとノリで

「もし本当に出たらどうする〜?
私は余裕ないから速攻で逃げるわ」

「俺は別に出てもへーき、別に害なんかないやろ」
などとワイワイきゃあきゃあという感じです。

ゼロ戦墓地についてみたら
やはり場所が墓地なだけに不気味でした。

ですが不気味なだけです。

荒らす気はなかったので
10〜20分ほどただあるいてまわって帰ることにしました。

特に何事も起こらなかったので
帰りの車中では

やっぱ幽霊なんてありえない」と笑いながら言い合ってたら
A子が一言も話さなくなってどんどんスピードを
あげていくようになったんです。

3人でスピード落とせ、
山道だそ、やばいってといっても
全然反応せずひたすらスピードを上げようとしていきます。

助手席にはC男が座っていました。

急なコーナーに差し掛かりかけたところで
A子はC男のほうをむいてニンマリ笑ったらしいです。

私は後ろからやめてと声をかけるのが精一杯でした。

C男が隣から足を差し込んでブレーキを踏み、
D男がA子に後ろからおおいかぶさるようにして
ハンドルを切ったので車は何とか止まり、コーナー手前でした。

あのままだったら事故を起こしてました

しばらくA子は私達が話しかけてもぼーっとしていて、
何でなさあんなことしたのかと聞いても
そんなことした覚えない、普通に運転してたと言います。

C男はニンマリ笑ったA子の顔、普通じゃなかった
遊び半分でこんなとこきたからだ、
もうこういうのはやめようと言いました。

その後は何もなくすんでるので良かったです。
もう心霊スポットには行こうと思いません

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