四条畷駅を降りて道路に立つ白く大きな鳥居をくぐり、
山の方を目指して真っ直ぐの坂を上った所にある
四条畷神社の参道階段手前から北へ5分程歩くと、
問題の住吉平田神社へ辿りつきます。

住吉平田神社は雲一つなく良く晴れた爽やかな朝であっても、
決して近づきたくないと思わせる何か禍々しい雰囲気があるのです。

実際地元の大人でもあまり好んで近づく人はおりませんし、
何も知らないような小さな子供でも怖がります。

そんな住吉平田神社に、
無謀にも肝試しに行って恐ろしい体験をした事があります。

私が小学3年生の頃、クラスメイト数人で
夕方の住吉平田神社へ行ってみようという話しになりました。

夜は家から出られませんし怖かったので、
それならせめて少し日の暮れた頃に、となったのです。

四条畷神社の横にあるアスレチックに17時に待ち合わせをして、
集まったのは私含む女子2人と男子が3人でした。

季節は春で一応懐中電灯を持ち向かったのですが、
少し暗くなった住吉平田神社は参道階段前にある
鳥居の傍にいるだけで、何だか不気味な雰囲気がありました。

取りあえず行くだけ行ってみようと参道階段を上がると、
ご神木らしき立派な木が見えてきました。

しかし様子がおかしいのです。

木の枝から紐のような物が垂れさがっていて、
その下で風に煽られたようにブランブランと
何か大きな物が揺れています。

しかし揺れているのはソレだけで、
周りの木々の葉や私達の髪を揺らすような風は吹いておりません、
そんなに大きな物を揺らす程の風なら私達も気づくはずなのです。

誰も言葉を発しませんでしたが、その揺れている物は、
間違いなく「首を吊った人間」に思えました。

1分、2分程でしょうか、足が地面に固定されたように動かず、
いや怖くて動かせずにいたのですが、突然「おい」と
女性のような少し高い声が聞こえました。

その瞬間、ブワーッと冷や汗が出て、
慌てて階段を駆け下りそれぞれ家へ走って帰って、
どうしたのかと問う親に「住吉平田神社のご神木で首を吊った人がいた!
と伝えました。

しかし私の親も他のクラスメイトの親も皆
ああ、あそこはたまにあるから。見間違いだよ」と
慌てもせずに言ってのけたのでした。

もしも何かあってはいけないからと
あの後警察を呼んで親と一緒に
一応見に行ったクラスメイトもおりました。

しかし人の影も形もなく、
警察官も「よくあるんですよね」と言っていたそうです。

大人になって知ったのですが、
住吉平田神社はご神木にだけ何度も雷が落ちる
首を吊って自殺を図る人がいた、
その影を見る人が相次いでいる、
といった話をよく聞く地元では曰く付きの場所なのだそうです。

20代後半になった今でも私は絶対1人では近づけませんし、
人が他に何人いたとしても決して鳥居をくぐる所か
あの辺りに近寄る事はできません。

住吉平田神社の辺りだけ物音もしない、風もない、
どこか異次元の空間にいるような雰囲気があるのです。

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