五年くらい前の話になりますが、
彼と一緒に青森県に旅行に行った時の恐怖体験談です。
そこで、以前から私が興味のあった、
青山県の、かの有名な心霊スポットである恐山に行くことにしました。
行き方は、ドライブでレンタカーをして向かったのですが、
恐山に到着する五キロ先くらいから、私の体が、
車の中で助手席で電流が走ったようになってしまい、
身動きができなくなってしまいました。
もともと、霊感がある方なので、
あ、また反応がきてしまったのかな、
という思いでじっと耐えていましたが、
あのパワーとてつもなく強いパワーをもったものでした。
いままでも、心霊体験ってしたことがあるのですが、
体にあれほどの症状が、現地に到着する何キロも前から始まったのは、
正直初めての経験でした。
彼に状況を伝えたら、今日が行くのをやめよう、
と提案されましたが、どうしても一度行ってみたかった私は、
意を決して向かうことを提案しました。
恐山にそのような状態で到着したら、体が不思議と動き出しました。
トイレに行きたくなったので、入り口近くのトイレに入りましたが、
観光客もさすがに少なくて、作家のような風変わりな格好をした人
しかきていませんでした。
トイレに入るのも、恐怖だったのを覚えています。
山のようなところをなだらかに登って行くのですが、
石が何段も積み重ねられているところを歩いて行きます。
そうすると、三途の川をイメージした、
壮大な景色が広がっていました。
わたしが今まで見た、
一番異様ですがとても綺麗な景色で涙がでてきました。
こういう世界観があらうのだと、死後の世界を表しているような、
そんな光景でした。
2015年5月29日 at 2:32 PM
学生の頃なので、今から20年以上前の話になります。当時、就職が内定し、仲間内4人で夏休みに、北海道までクルマで旅行に行くことになりました。高速を使わず、ひたすら京都から下道を使い、3日目に青森に到達。次の日にフェリーで、函館入りするところでした。学生だったこともあり、クルマに2人用のテントを積み、2人が車中泊を交互にして、宿泊費を浮かして旅費を節約していました。青森には、夜に入ったので、銭湯などを探す術がなく、また、野宿なので、宿の風呂にも入れず、どうしようか?と仲間内で相談したところ、るるぶの中に、恐山山頂に、寺の宿泊施設があり、そこに温泉が在ることが書いてありました。ここだ!と全員一致の意見が出、すぐに恐山山頂を目指しました。当時は、カーナビなどは無く、地図と標識を便りに、知らない土地の夜中道を道を探しながら、ウロウロ、走って行くと、恐山の入山口に到着。入り口付近は、至って山道に入りますよ位の普通の感じでした。早速、登り始めました。入山口付近は、少ないながらも、街灯があったのですが、5分も走ると、辺りは完全に暗闇と化しました。細い山道で、対向車は一切来ない状態。曲がりくねった山道のカーブに差し掛かった処、全員が、ギョッとしました。「ゲッT、人だ!!」こんな時間に真っ暗の中、人が居るはずありません。よく見ると、クルマのライトに照らされた、お地蔵さんでした。しかし、道が進むに従い、異様な光景に我々は、戦慄しました。カーブ毎に、お地蔵さんが、無数に並んでいるのです。赤い、エプロン?を掛けたお地蔵さんが、大小問わずいます。中には、クルマに当てられたのか、倒れかけにお地蔵さんもいるし、クルマのライトに反射する、金属を掛けられたお地蔵さんもいたりして、別世界に来た感じ。黄泉の国への道を走ったら、こんなんなの?って、みんなで、シャレにならない冗談を言うのが、精一杯でした。そんなカーブごとのお地蔵さん攻撃を受けて、10分位でしょうか?パッと視界が開け、山頂に到着しました。そこは、本当に日本?という光景でした。クルマから降りると暗闇の静寂の中に、お寺の非常口案内掲示の緑のライトだけがぼーっと光っています。しかし、先程よりは、ほの
かに明るく、何でかな?と辺りを見回すと、開けた盆地みたいなところに、池があり、そこに、満月の光が照らされて、明るくなっていたのです。
其の光が、出ている満月が、まるで、西遊記に出て来るような、尖った山と山の間から、出ていて、ここは、やっぱり、別世界なのか?という、不思議な気持ちになりました。少しの間、その異様な光景に見とれて居たのですが、そんな感覚の鈍い仲間内の一人が、寺の周辺を散策して、別棟に、硫黄の匂いのする温泉風呂を発見しました。誰も、入って無いようでしたので、勝手に塀をよじ登り、温泉に突入。臭いけど、とても、気持ちが良かったの覚えてます。暫くすると、お坊さんが、風呂に入ってきました。「ヤバっ、怒られるかな?」と皆で顔を見合わせましたが、修行体験で宿泊している方と勘違いしたみたいで、こんばんはと、向こうから挨拶して来られたので、少し、ほっとしました。なんだかんだして、風呂を出、何も、他に観るべきものも無いので、目的達成ということで、下山しました。次の日、無事北海道に渡り、今度は、どこにいこうか?という、意味で、るるぶを広げて観ていて、話していると、仲間の一人が、「あれ、おかしいな。昨日行った、恐山の記事が、載ってないぞ、確かに、ここの欄に在ったはずなのに!と言いました。」まだ、当時若かった、私達は、違和感を感じながらも、「いいやん、今日、どこ行くか、はよ決めようや」と言って、すぐに流してしまいましたが、今考えると、北海道のるるぶに、恐山の記事なんか、のるかな?と、思ったりするのですが、確かめる術はありません。