私が10年ほど前、肝試しに行った時の恐怖体験談です。
大阪府某市に通称リバーサイド病院というところがありました。

地元では語り継がれている心霊スポットで、
誰もが知っているほど有名な場所です。

そこは名前の通り川沿いにぽつんと佇む廃病院でした。
明るい昼間に遠くから見ただけでも背筋が寒くなるぐらい
異様な雰囲気が漂う場所。

噂では「入院患者が暴れて何人も殺された」だとか
「医療費をぼったくるために医者がおかしな薬を投与していた」だとか
物騒な話をたくさん聞きました。

当時、私はどちらかというとやんちゃな方で
人前では幽霊なんている訳ないと鼻で笑っておりました。

「それならリバーサイド病院行ってみようや!」と言いだしたA、
「幽霊よりヤンキーが怖いわ」と笑っていたB、好奇心旺盛でギャルだったC子、
唯一やめておこうと何度も言っていたD子、そして私の5人で車に乗り
一路リバーサイド病院へ向かったのです。

時刻は0時、側に大通りがあるにも関わらず
車通りはほとんどなく川からの冷気が私たちを怯えさせました。

どこの廃墟とも変わらず窓がなく落書きだらけなのですが、
そっと覗くと中には落書きが一切なかったのを覚えています。

みんな中に入れなかったのか?本当に入っていいのか?

きっと全員が考えていたのでしょう、
誰も声を出すことが出来ませんでした。

それから数分後でしょうか。C子が「せっかくやし入ってみよ!」と
ABの背中を押した瞬間、建物の奥から人の気配がしたのです。

私の勘違いならよかったのですが5人全員が
一斉に中の様子を伺うほどの気配でした。

結局怖がりなD子は車で待機することとなり、
残りの4人で中に足を踏み入れたのです。

ですが、リバーサイド病院の中は
特筆すべきところが見当たらないくらい普通の廃墟でした。

怖がり過ぎて損したななんて思いながら出てくると
車内にD子の姿が見当たりません。

とりあえずとドアを開けたと同時に中から絶叫が聞こえました。
足下に隠れていたD子の話はこうです。

みんなと別れてから後部座席に座って音楽を聞いていたら突然曲が止まった。
故障だと思ってプレイヤーを触っていたら車が揺れ出し、
イタズラかと思ったのに入口付近に4人の姿が見えて戸惑った。

すると後部座席を覗き込む老人の顔が見えた、と。
その間ずっと悲鳴を上げていたそうですが
私たちには一切聞こえなかったのです。

ほんの数m先だったのに聞こえなかったなんて。
それからD子は私たちとの連絡を絶ってしまったので
後日談があるかどうかはわかりません。

リバーサイド病院自体も数年前に取り壊され、
今では大型ショッピングモールを建設しています。

ショッピングモールで何も起こらなければいいですが…。

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