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私が神奈川県三浦半島に先っちょにある「油壺マリンパーク」という
水族館に行ったのは十年ほど前の秋の終わりのことでした。

私はその頃、浪人2年目。美大を受験するために予備校に通っていました。
三浦半島を訪れたのは、本格的な受験シーズン前に、
リフレッシュと新しい感覚をつかむための2泊の合宿のため。

海水浴の季節も通り過ぎてリゾートホテルの別館の大部屋が
格安で泊ることができたため三浦海岸のホテルに泊まっての合宿でした。

課題もリフレッシュを兼ねているのでゆったりしたもので、
講師の先生は当然のように二日目の朝みんなを叩き起こし、
「油壺マリンパーク」に行くぞ!と、引っ張って行かれました。

油壺マリンパークにはバスで行きました。
ですが、嫌な予感はこのバスを降りた時からしていました。

三浦半島の先っちょに位置するそこは、気がついてみると、道を少しそれれば崖。
なんだが妙に湿っている、けれど少し生暖かい空気流れていました。

ですが、せっかくのリフレッシュ合宿と思い
それなりにテンションをあげて魚の水槽を楽しみ、イルカショーを見ました。

しかし、そこで嫌な感じ二回目。

当時のショーの内容がイルカのことを軍用に使うというもので、
すごくシュールでカオスなものであったのもあるのかもしれませんが、
ショーを出てイルカの水槽に行くと胃がムカムカして足が震え、
どうしてもその先に行っては行けない気がしてなりませんでした。

そして、明らかに睨んでいたイルカの鋭い目。

なんとか気を落ち着けて仲間に合わせて帰ってからコトは起きました。
成人メンバーだけで宴会をしていると…
突然一つ年上の講師が暴れはじめます

普段から筋肉自慢の彼はものすごい力で、
電話でヘルプを入れたレスキュー隊の拘束紐まで引きちぎりました。

あとあと聞いたところ、「油壺」の由来は、
三浦一族が殺され海一帯に血が浮く様から来ているとかで、
マリンパークも有名な心霊スポットだとか。

講師は、結局二本目の紐で椅子に縛られて五分ほどで寝てしまい。
翌朝には何も覚えていませんでしたが、本当に怖くて一睡もできない夜でした。

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