学生時代心霊スポットを巡るのが好きだった頃、
先輩と肝試し感覚で起きた恐怖体験をお話します。

当時私は高校3年生、学校を卒業して間もない1つ上の先輩と共に
香川県内の有名心霊スポット、中村トンネル(旧立石隧道)に足を運びました。

私を含め友人・先輩と合わせて5人、トンネルの入り口に車を停め、
5人でトンネルの奥へと進んで行きました。

その時には特に何も起こることはなく、和気藹々と会話をしながら
トンネルを抜けてもと来た順路を引き返しただけの、
本当にただの肝試しで終わったのですが、問題は翌日に起きました。

私は携帯電話で面白半分に動画を撮影していて、
肝試し翌日に一緒にトンネルに行った友人とその動画を鑑賞することにしました。

動画は真っ暗闇の中で撮影されていた為、
画面は真っ暗でほぼ音声だけに等しかったです。

鑑賞をはじめて撮影時間が約13秒になった時のこと、
声が入っていることに気づきました。

男5人で行ってるはずなのにあきらか女性の声で、
しかも凄くエコーの掛かったような響くような声で、

死ね•••」と。

不審な点はその部分だけで後は何もなかったのですが、
何故そのような声が入り込んでいたのか分かりません。

幸い5人とも怪我をしたり身に不幸が起こることもありませんでしたが、
約1年後くらいにまたその動画を鑑賞したくなり、
機種変更をしていた為その携帯電話を立ち上げてみると
画像やら電話帳やらの全てのデータがなくなっていて、
再度確認することが出来ませんでした。

若気の至りとは恐ろしいもので、
今となってはもう2度と足を運びたくない場所です。

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