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昔、富士の樹海(青木ヶ原)へ行ったときの話です。
地元民ですから、樹海を特別視するようなことはありませんでした。

その日は、心霊スポット巡りというよりは、
樹海自体に興味があり探検気分で入り込みました(ちなみに一人です)。

樹海では電波が無い…なんていうのは都市伝説で、
携帯電話のアンテナはバリバリです。

しばらく探検しておりますと、携帯電話に着信がありました。
友人からでした。

私「もしもし?今、富士の樹海きていてさ」
友人「もしもし?もしもし?」
私「もしもし?聞こえる?」
ここで電話は切れてしまいまいました。

急ぎであればかけ直してくるであろうと思い、自分からはかけ直しませんでした。
そして、樹海の行ける所まで進み、日が沈む前に引き返し岐路につきました。

翌日、改めてその友人に連絡をしてみましたところ
友人「お前どこにいたんだよー。雑音がひど過ぎて電話切っちゃったわ」
とのこと。

樹海にいたとき、強い風が吹いていた記憶はありませんでしたが、
きっと電話の向こうでは大きな音で雑音になっていたのだろうと思い
「ごめんごめん」と言ってから樹海へ探検しに行ったいきさつを話しました。

それから、友人が昨日話そうとしていた用件を聞き、電話を切りました。

しばらく携帯をいじっていると、録音データが残っていることに気がつきました。

はて、何か録音したかな?と思い詳細を見てみると昨日の、
友人と電話していたときのものでした。

間違えて録音ボタンを押してしまったのか、試しに一度聞いてから消そうと思い再生。

「もしもし?」と噛み合っていない会話をする私と友人の声。
それを掻き消すようにずっと聞こえる

お経。

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