私の友人から聞いた話です。
三重県の女鬼トンネルは地元では有名な心霊スポットらしく、
友人は仲の良い三人組で興味本意で肝試しに行ってみたそうです。
そのトンネルは新しく工事され
メイントンネルは明るくとても綺麗になっていますが、
旧トンネルは新しいトンネルの横にあり、暗くひっそりとしています。
心霊スポットはその旧トンネルです。
深夜に友人たちは車で向かいました。
かなりの山奥で、民家も街灯も少なく、月明かりだけでした。
車通りもなかったそうです。
道の脇に車を止め、旧トンネルに向けて歩きました。
心霊系は平気な友人もさすかに背筋がゾクゾクしたそうです。
旧トンネルは扉があり、カギがかかっていて
中に入ることは出来なかったそうで、残念でありながら、
安心したそうです。
特に何も無かったよなと笑いながら車に乗り込み、
帰ろうと車を走らせました。
すると、なぜかブレーキの調子がおかしいのです。
不安でゆっくりと走らせていましたが、やはりブレーキの効きが悪い。
遂には全く効かなくなり、ゆるい上り坂であったため、
なんとかサイドブレーキで停車したそうです。
メンテナンスは欠かしていなかったのに…
とその時にとても怖くなり、二度と軽い気持ちで
心霊スポットには行かないと心に決めたそうです。
携帯で他の友人に連絡し、とりあえず車を置いて、
帰宅したそうです。
私も女鬼トンネルを通る事があり、
旧トンネルは昼間でもとても不気味な雰囲気で、
これは絶対にまずい場所だと思いました。
2016年4月8日 at 6:31 PM
私は今から約15年前…後輩と二人、旧女鬼トンネルへ肝試しの下見へ向かいました。ちょうど梅雨時の夕方でじめじめとしていたのを覚えています。後輩の案内で程なく現地へ到着。ここがかの有名な心霊スポットか…しかし女鬼とは曰く付きな名前だ。女鬼たいどうと呼ぶのか旧漢字表記がしてある。既に不気味な気配は感じていたものの、内心大した事ないなと封鎖されていた扉を開け、この時はカンヌキは既に誰かがし忘れたのか外されていました。そして中へ侵入。後輩は入らず後方で合掌。チッ!腰抜けが…と思いつつ、ぎぃー…内部は勿論真っ暗で、ただ雨水の滴る音が響いていました。うーん、ただの廃トンネルか?…自ずと一歩二歩と入り、わざとおいっ?おーい?と声を出しこだまが返って来ました。それを二三回繰返し、正面行き止まのかすかに明るさが漏れる出口の扉らしき方向を見ると、一瞬霊?みたいな得体の知れない物体が何体か横切り、空気が重苦しく変わりました!その時後ろの後輩が止めましょう!としきりに私を呼ぶので、これ以上はさすがにヤバイと扉を閉め、車へと急ぎました。車に乗り込むまで背中に何かしらの気配を感じ恐怖感に苛まれながら、帰路につきました。それから何事もなく二ヶ月余りが過ぎ、夏の終わりを迎えました。バイクが好きな私は、休日にツーリングに出かけてました。ある休日のむし暑い昼過ぎに目覚めた私は、ひどい疲労感があるにも関わらず、誰かに突き動かされたのか…行くあてもなくバイクに跨がり、無意識にいなか道を飛ばしました。すると間もなく左から出てきた軽トラにフルブレーキが間に合わず接触転倒。バイクは右側破損。私は右足指を軽く複雑骨折。事故はお互い示談で済ませ、後遺症は残りませんでした。当然、肝試し等中止。この事件から私は霊の存在を固く信じる様になり、およそ心霊スポット等には近付くのを止めました。あれは突き動かされたんだと!後から聞いた話によると…私のケースはまだ軽い方で中には死亡した人のケースもあり、身の毛がよだちました。当時のその近所に住む友人から、何故事前に相談しなかったのか咎められました。静かに眠りにつきたい霊たちの神経を面白半分に逆撫でた私に非があります。後輩には何事も起こりませんでした。どうかこれから、心霊スポット等に訪れようとする皆さん、心して自分の行動には細心の注意を払って下さい。出来れば立ち寄らず騒がず、ただ手を合わせてあげて下さい。そして、静かに帰りましょう。
2018年5月2日 at 9:33 AM
三重県度会郡度会町の県道を走る
女鬼峠のトンネル(旧女鬼トンネル)には、
昔から幽霊が出ると言う噂がありました。
ここは、交通アクセスとして、名古屋方面からですと、
三重県の伊勢自動車道を南下しまして、玉城ICでおります。
それから、サニー道路を使って度会町の
ファミリーマートのコンビニのある交差点まで南下します。
そこの交差点を右折しまして、西方面に車を走らせ、
約20分ほどで、女鬼峠に着きます。
女鬼峠は、度会郡度会町と多気郡五桂を結ぶ峠でありまして、
熊野古道の道筋でもあります。
現在は、新しい道が開通して、トンネルも新しくなりましたが、
少し脇にそれて、小さい小道を上へ登って行くと旧道がありまして、
古いトンネルが目につきます。
ここが幽霊の出ると言われている女鬼峠のトンネルであります。
今から35年ほど前、まだ、旧道しかない時に、
先輩の車で連れってもらったのが、私が初めて通行した時でありました。
どうも、話によりますと、古くは江戸時代にさかのぼりまして、
熊野古道の道筋としても有名なこの女鬼峠は、
夜中にこの峠を越えると女の幽霊に出くわすと言うのであります。
江戸時代が事の始まりでありますが、噂は噂を呼び、
地元の住民や、隣町の私の町内までも話は伝わってきています。
私は、一度、勇気を出して夜中のAM1時ごろ、
この峠を歩いた事があります。
封鎖されているトンネルの中も入ったことがあります。
今思いますと、よくそんなことが出来たものだなと思います。
若さゆえでの行為であったのかなと思います。