北海道美唄市東美唄町我路の沢
北海道美唄市といえば、我路にある円形校舎が有名ですが、
地元では円形校舎よりも、昔の炭鉱町の廃墟の方が心霊スポットとして有名でした。
学校や病院、住宅の跡地が廃墟として残っており、
場所によっては防空壕の跡地が残っているところもあります。
そんな我路の奥地ですが、
そこには白い車で肝試しに行くと帰ってこられなくなるという話があります。
友達から聞いた話によると、
肝試しに白い乗用車で行った4人のメンバーが、
肝試しがてら廃墟を散策して、何も起こらないと落胆して
車で引き返そうとしたそうです。
道は一本道で、迷うはずもないのですが、進んでも進んでも町に戻れない。
ある場所まで戻ってくると、また同じ場所をぐるぐる回っている……。
男だらけの4人も、さすがに怖くなったそうですが、
相談した結果車の中で一晩明かそうということで、
話がまとまり、その夜は車の中でおびえながら夜を明かしたそうです。
朝日が昇り、ダメもとで車を発進させると、
あんなに迷ったのが不思議なくらいあっさりと
街中に戻ってくることができたそうです。
とりあえず近くのコンビニに車を乗り入れ、
一息つこうと車の外に出て、4人は言葉をなくしたそうです。
白い車には、大小さまざまな大きさの手形がビッシリとついていたそうです。
それも、赤い色の……。
洗車してもしばらくは手形が取れず、車は売却されたそうです。
今では、地元の自動車学校でも我路には白い車で行くな…
という話も聞くことがあるという話を噂で聞きました。
2015年8月10日 at 7:28 PM
あれは私がまだ大学生だった頃の話です。
当時から(たぶんそのずっと前から)、
自殺者が多く心霊現象が起こると噂される
北海道の美唄ダムとその近くのガロ
(漢字で我路と書きます)は有名な心霊スポットでした。
北海道には昔、炭鉱で栄えたものの、
資源が枯渇して、炭鉱が閉鎖。
仕事がなくなるとともに、人口も急激に減少し、
町そのものが消滅してしまうということも少なくなかったようです。
ガロもその中の一つで、
廃墟が立ち並ぶゴーストタウンと言われています。
特に円型校舎と呼ばれている廃校が幽霊の目撃情報が多く有名でした。
ある日の夜、サークルの仲間たちと
その円型校舎に行こうということになりました。
情報をもとにだいたいここだろうという目星をつけて向かいました。
しかし、曖昧な情報だったこともあって、
噂の円型校舎を見つけることは出来ませんでした。
しばらく林の中を歩いて探し回ったのですが、
諦めて帰ろうとしたときのことです。
先輩が持っていた大きめの懐中電灯が
パッと一瞬すごく明るくなったかと思うと、
パンっと何かが破裂音がして、消えてしまいました。
私たちが持っていた唯一の照明だったので、
なんとか付けようと試みましたが、完璧に壊れてしまったようでした。
その後は、月明かりを頼りに急いで車まで戻りました。
ただ単にたまたま懐中電灯が壊れただけのことかもしれません。
しかし、心霊スポットにいるという恐怖心も手伝って、
全員を震え上がらせるのに、十分すぎる出来事でした。