ベルコモンズから青山霊園沿いに入る道があります。
そこを入って自転車のペダルも軽く走っていました。

夜の風は結構気持ち良く、いつも人通りが多いだけに、
夜の方が人もまばらで気持ちよく走っていました。

ガーっと走って行くと、ガソリンスタンドがあるのですが、
そこをしばらく抜けて走っていくと、
雨がポツポツと降り始めました。

私は今から引き返しても濡れるし、
どうしようか、と思っていたところ、
丁度水道管みたいなのが道路の上に走っている
高架下
がありました。

あそこで雨宿りしようかと思って、感覚ですが、
25メートルぐらい近づいたところで、
道路反対側に人がいるのに気付きました。

怖くはなく、「あの人も雨宿りかしら、、、」と、
思っていました。

ところが私は視力が悪いのに、
その人が男性であり学生服を着ているのがわかるんです。

気にせずそのまま走っていて、もうすぐ通り過ぎる、
というとき、相手がこっちをじっと見て、
さらに私が雨宿りをすることを待ちかねているような、
期待しているような、そんな感覚を雰囲気から受けました。

相手は身体も斜めでこっちを見てました。
私はとっさに「やばいやばい」と思いました。

マッハの速度ですり抜けてそのまま帰りましたが、
不気味でした。

もしかして、あそこは心霊スポットのひとつなのでしょうか?
私はよくあそこを通りますが、何も見たことはありません。

怖くもありません。
むしろ好きです。

ただ、感覚的なのですが、ガソリンスタンドの向こうあたりには、
気配があって、上から興味津々なのか、ずっと私を見ているという感じがします。

ちょっと怖い、と思うこともありますが、
私もあの場所は通りたいので、
「私は生きている、お前たちは死んでんだよ、
身の程をわきまえて」という感じで走っていきます。

そんな不思議な感覚になる時もあります。

もしかして、あの場所のフェンスはあっちとこっちの境目なのかも、
と思うことがあるのです。

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