山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢
今夏での出来事です。
お互い次の日が休みということで
友達と夜中からドライブに行くことになりました。
仕事の終わり次第ということで夜の十二時に高尾駅に集合しました。
ドライバーは私で東京から、山梨県の鳴沢氷穴を目指し出発しました。
正直この時は心霊スポットに行くという意識は全くありませんでした。
夜中の一時過ぎには河口湖周辺のコンビニに到着し休みながら、
店員さんに鳴沢氷穴に行く話をすると、真面目に止めるように言われました。
その言われ方が普通でないことから、
そこでようやく”何かある“ということに気づきました。
しかし、友達は余計行きたい気持ちにもかられ
私は仕方なくという気持ちで車を出しました。
するといきなり周囲が深い霧に覆われて驚きました。
たしかに東京からですと気温も場所柄涼しく感じられ、
しかもすぐ前は今まで経験したこともない霧で”これは何か出ても
不思議じゃないシュチュエーションだよな”と思いながら
しばらく徐行で走っていました。
もう氷穴付近というところでしたが、
友達の一人が気分が悪いので車を止めてほしいということで
路肩に停車し休憩をとりました。
車は窓を開けていたのですが、少し経つと横の木々の遠くのほうから
“ふう~ううううっ”という女性のような声らしき音が
だんだん近づいてきたことに友達とみんなで驚き、
その方向の上を車を出て見上げた時です。
大きな木の上方に首を吊るようなロープが
あの形態そのままにぶら下がっているのを目にしてしまい、
(ロープだけです)この時点で正直気が動転しました。
この時は本能がそうさせたのでしょうか、
ここの付近にいては行けないと感じ、
もと来た道を可能な限りのスピードで戻りました。
結局ここからはもう一つの目的にしていた海水浴に向かいましたが、
鳴沢氷穴とその先の風穴は行けずじまいでした。
友達みんなであの女性のような声を聞いたのは確かなのですが、
お互い気のせいだよなと自問自答。
今は大丈夫なのですが行った次の日、
物凄く両肩に人が乗っているように重く感じていたのですが、
私自身は長距離運転とほとんど徹夜だったからと思って深くは考えていません。
しかしながらドライブから帰ってきた夜、
たまたまテレビの怖い話を特集している番組をご飯を食べながら見ていると、
女性のツアーコンダクターの方が富士風穴観光後の恐怖体験を
語っている物を目にしました。
これにはさすがに参りました。
あの時のコンビニ定員さんの忠告は本当であって、
富士の樹海にもかかる所なので心霊現象たるものが起きても
不思議ではないと思いました。
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