〒969-2751 福島県耶麻郡猪苗代町若宮 横向温泉スキー場

福島県猪苗代町の旧横向温泉ロッジは、かつて温泉客で賑わった宿泊施設だが、今は荒れ果てた廃墟となり、心霊スポットとして知られる。霊の目撃談や不気味な気配が囁かれ、度重なる不審火の歴史が恐怖を増幅する。猪苗代湖の壮麗な景観や野口英世記念館の知的な魅力とは対照的に、この廃墟は猪苗代の隠された闇を体現する。旧横向温泉ロッジの怪奇現象を新たな視点から探る。

旧横向温泉ロッジの概要

旧横向温泉ロッジは、猪苗代町若宮の横向温泉エリアに位置する廃墟で、地上4階、地下1階の温泉宿泊施設だった。1984年に閉業後、放置され、荒廃が進んだ。心霊スポットとしての悪名と不審火の歴史が特徴で、廃墟の不気味な雰囲気が訪問者を惹きつける。以下に基本情報をまとめる。

危険度 ★★★★☆(強い心霊噂と、廃墟の崩落リスクや不審火の危険性)
名称 旧横向温泉ロッジ
所在地 福島県耶麻郡猪苗代町
アクセス JR磐越西線「猪苗代駅」から車で約20分。国道115号経由で横向温泉エリアへ。公共交通は少なく、車での訪問が現実的

旧横向温泉ロッジの霊と不審火の噂

旧横向温泉ロッジの心霊噂は、霊の目撃談と不気味な現象が中心だ。子供や大人の霊が建物内に現れ、大広間や浴室で声や足音が聞こえるとされる。夜に訪れた者は、寒気や視線を感じ、廃墟の暗闇に不自然な気配を覚えることも。地元では、閉業にまつわる事故や悲劇が霊の原因と囁かれる。さらに、2015年や2022年に複数回発生した不審火が、廃墟の危険性と恐怖を増幅している。

歴史と背景

旧横向温泉ロッジは、横向温泉の観光ブームに乗って開業し、温泉と自然を求める客で賑わった。しかし、観光需要の低下や経営難から1984年に閉業。建物は放置され、草木に覆われ、壁や窓が崩壊した廃墟と化した。近年、2022年に3度の不審火が発生し、2階や4階の客室が焼けた。地元では、肝試しや不法侵入による火遊びが原因とされ、心霊スポットとしての悪名がさらに広まった。猪苗代湖の観光地としての明るさや野口英世記念館の教育的雰囲気とは異なり、旧横向温泉ロッジは猪苗代の静かな闇を映す。

心霊現象と目撃談

旧横向温泉ロッジでよく語られるのは、廃墟内に現れる霊の姿だ。子供の笑い声や大人の足音、浴室付近での女性の声が報告される。「廃墟で気配がして怖かった」「大広間で何か動いた」との声が地元で囁かれる。「ロッジの窓に人影を見た」「不審火の跡が不気味だった」との話も。廃墟の荒廃と不審火の歴史が、こうした現象を不気味に増幅する。

現地レポート

昼間の旧横向温泉ロッジは、横向温泉エリアの森に囲まれた廃墟だ。草木に覆われた外壁、割れた窓、焼け跡が残る建物は、荒廃感を漂わせる。周辺は静かだが、廃墟の存在感が異質だ。夜になると、街灯は少なく、闇が廃墟を包む。風が崩れた壁や窓を揺らし、足音や声に似た音が生じる瞬間があるかもしれない。猪苗代湖の穏やかな湖畔や野口英世記念館の明るい展示とは対照的に、旧横向温泉ロッジは冷たく不気味な空気を漂わせる。

科学的・心理的考察

旧横向温泉ロッジの霊の目撃談や怪音は、廃墟の荒廃感と不審火による恐怖の増幅で説明できる。風が崩れた窓や壁を通り抜け、足音や声に似た錯聴を生む。暗闇は視覚を制限し、草木の揺れや焼け跡の影が人影に錯視される。心霊スポットとしての悪名や不審火の歴史、事故の噂を知ることで、訪問者は無意識に恐怖を予期し、些細な現象を霊的なものと結びつける。廃墟の荒廃は、放置された空間への不安を喚起し、不審火の痕跡が危険性を強調する。猪苗代の孤立した環境は、集団心理による恐怖の増幅を助長する。

旧横向温泉ロッジでの恐怖体験談

以下は、旧横向温泉ロッジを訪れた人々から提供された体験談をそのまま掲載する。

2010年、以前から噂に聞いていた福島県横向ロッジへ向かいました。

3月上旬ということもあり、途中までは車で行けましたが、
横向ロッジの駐車場?のようなスペースは雪がどっさりと積もっており、
そこから建物まで歩いていくことに。

半ば崩壊した建物は恐ろしささえ感じました。

とりあえず写真に取ろうとデジカメで数枚写真と取りましたが、
フラッシュがたけない・SDカードが読み込まないなどのトラブル発生。

仕方ないので横向ロッジの中へ入ると、時が止まったようなシーンとした内部。
いたずら書きもそこら中に書かれてあり、この心霊スポットの有名さを感じました。

地下のボイラー室がいわくつき、ということなので地下に行ってみることに。

ボイラー室は漏れ出した水が凍っており、恐怖を感じさせました。
数枚写真を撮影しましたが、やはりSDカードが読み込めずに保存できませんでした。

天気の良い夜でしたが、時折「ビュオッツ」と旋風のような風が吹き、
建物がどこかで「オーン・・・オーン・・・・」とないているような音が聞こえてきました。

ここらへんで怖くなり、いったん戻ろう!となり
小走りで建物の外に出ていく途中、なぜか目の前と横切る人影。

恐ろしくなってすぐに車に飛び乗り、福島市内へと車を走らせました。

後ほど本当に横向ロッジで撮った写真に
なにも写っていなかったのか?と確認したところ、
確かにほとんど保存されていませんでしたが、
内部メモリに保存されていたのは何故かボイラー室が
ぼんやり映っている写真だけでした。

ボイラーの前らへんに人を立たせて撮ったのに、誰も写っていませんでした

訪れる際の注意点

旧横向温泉ロッジは、廃墟であり心霊スポットとしての訪問には慎重な準備が必要だ。以下の点に留意してほしい。

  • 安全確保: 廃墟は崩落の危険があり、内部は暗く瓦礫や焼け跡が散乱。夜間の訪問は転倒リスクが高い。
  • 持ち物: 懐中電灯、予備電池、防寒具、滑りにくい靴を用意。携帯電話の電波は不安定な場合がある。
  • アクセス準備: 横向温泉エリアは人里離れた場所。夜間は道が分かりにくいため、事前にルートを確認。
  • 私有地: 廃墟は私有地であり、不法侵入は法的な問題を招く。興味本位の侵入は厳禁。
  • マナー: 地元住民に迷惑をかけないよう、騒音やゴミの放置は避ける。廃墟周辺での配慮を。

周辺スポットと関連情報

  • 天鏡台: 猪苗代町の昭和の森公園にある展望台。女性の霊や湖面の影の噂がある心霊スポット。
  • 猪苗代湖: 福島県を代表する観光地。湖畔の美しさは有名だが、夜の孤立感から心霊噂も。
  • 野口英世記念館: 猪苗代町の観光名所。野口英世の功績を展示し、心霊噂はない。

結論と感想

旧横向温泉ロッジは、猪苗代町の廃墟として、霊の目撃談と不審火の歴史が漂う心霊スポットだ。廃墟の荒廃感と不審火の危険性が恐怖を生むが、錯覚と心理的要因がその根底にある。猪苗代湖の観光地としての明るさや野口英世記念館の知的な雰囲気とは異なる、猪苗代の静かな闇を体現するこの廃墟は、興味本位の訪問には慎重さが求められる。焼け跡の壁に過去の物語を思うだけでも、猪苗代の奥深い一面に触れられるだろう。

旧横向温泉ロッジに関する心霊スポット情報まとめ

旧横向温泉ロッジは、福島県猪苗代町の廃墟で、心霊スポットとして知られ、子供や大人の霊、怪音の噂がある。1984年の閉業後、度重なる不審火(2015年、2022年)が恐怖を増す。錯聴や廃墟の荒廃感、集団心理の増幅が噂の原因と考えられるが、焼け跡と孤立感が不気味さを際立たせる。猪苗代湖の観光地とは対照的な闇を持つこの廃墟は、安全とマナーを厳守し、気軽な訪問は避けたい。猪苗代の歴史と廃墟の一端として興味深い。