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秋田県鹿角市にある桜山というお花見スポットがあります。
そこは地元では心霊スポットとして有名な場所です。

そこでの心霊体験です。
その日僕は三人で友達の家に遊びに行っていました。

怪談話をしていたわけではなく、学校での出来事を話したり
漫画を読んだりゲームをしたりといつも通り遊んでいました。

そして時計の針が十二時を過ぎたあたりで、
僕らはほかの友達の家にお邪魔することになりました。

支度を終え、友達の家を後にして、
皆が自転車に乗り坂の下の別の友人の家に向かいました。

坂を勢いよくおりながら進んでいくと桜山公園から突然音が聞こえます。

カーン、カーン。
と公園にある櫓から聞こえてきました。

その櫓は子供が上るのを想定していますから、
大人なら上らなくても鐘を鳴らすことができます。

その音を聞いて三人がスピードを落としなんだろうといいながらそちらを見ます。
そこにいたのは百七十ほどの髪の長い女性。真っ白な着物を着ていました。

やばい。あの人はこの世の人じゃない。
と僕は思いました。

今の時代に着物なのもそうですが
その女性がぼんやりと明るく見えうっすら透き通って見えたからです。

ほかの二人もそう思ったのか落とした速度を引き上げて逃げるように走り出しました。
桜山公園から離れて少しだけ落ち着き、恐怖よりも幽霊を見たという興奮が増してきました。

今の見た?

そんな話をしながらのんびりと進んでいくと少し遠くの電柱のところに人が立っていました。
先ほどのこともあり三人とももしかして。

そう思っていましたからなるべく見ないように進みました。
その人影に近づくとその人影はこちらに手を振っているように見えました。

さっきのだ。
僕はそこでスピードを上げました。

おい。

通り過ぎる瞬間その人影は僕にそう声をかけました。
恐怖が頂点に達した俺は全速力で友人の家に向かいました。

後ろを見る余裕もありませんでした。

友人の家に着きようやく後ろを見ると少し遅れてほかの二人も到着しました。

今のは何だったんだ?

そんな話をしているとなんと後ろからその人影が追い付いてきました。
悲鳴も上げられずに硬直しているとその人影は今到着した友人だったのです。

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