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千葉県にある観音崎は、戦争時代の要塞や砲台の跡地などがあり、
周辺は心霊スポットとして有名でした。

その中にある県立観音崎公園での出来事です。

これからお話しするのは、友人夫婦の体験談です。
ここではA男とB子と呼ぶことにします。

深夜、県立観音崎公園に行くと、戦時中に亡くなった男の子の霊が
園内のトランポリンで遊んでいるという噂を聞き、
A男はB子と友人たちを引き連れて公園に行くことに決めました。

ただ、B子はそういう話が苦手だったので、男の子の霊の話はせず、
公園に忍び込んで遊ぼうということにしておきました。

深夜1時頃、駐車場に車を停め園内へ入ります。
もちろん辺りは真っ暗で、月明かりに浮かぶ遊具が不気味でした。

B子以外はみんな男の子の話を知っていたので、
キョロキョロしながらトランポリンを目指します。

しかし、トランポリンに着いても何かが現れる気配はありません。

「何だ、やっぱりただの噂か」とヒソヒソ話しながら、
A男と友人たちはトランポリンで遊びました。

その時B子は「怖いからもう帰ろうよ」と言いながら、
トランポリンの傍に立っていたそうです。

結局何も起こらず、半分ホッとしながら駐車場へ戻り、車へ乗り込みました。
ところが、家路につこうと少し車を走らせたところで、B子が重い口を開きました。

「ねぇねぇ、私見ちゃったかも。」
A男と友人たちは一斉にB子の方を見ます。

「怖くて言い出せなかったんだけど、みんながトランポリンで遊んでる時、
看板の後ろから男の子がこっち見てたんだよね。」

その瞬間、B子以外の全員がゾッとしました。
そして、今回の本当の目的をB子に打ち明けたのです。

B子の話によると、みんながトランポリンで遊んでいる時、
少し遠くの看板の後ろから幼稚園ぐらいの歳の男の子が
羨ましそうにこちらを見ていたというのです。

ギョッとして一瞬目を逸らし、
もう一回見た時にはもういなくなっていたそうです。

いつもなら自分が遊んでいるはずのトランポリンを取られたと思ったのでしょうか。
それとも一緒に遊びたかったのでしょうか。

どうしてその時言ってくれなかったんだと、
B子が責められたのは言うまでもありません。

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