兵庫県神戸市の六甲山裏六甲ドライブウェイは、
私が学生時代から有名な心霊スポットです。

昔から受け継がれている話を書きます。

ある夜、男の子と女の子がバイクで二人乗りをし、
六甲山を走っていたとの事。

その時、二人の男性が、
裏六甲のドライブウェイの道路にいたずら目的で、
ピアノ線を両側から持って道路脇で待ち受けていた
らしいのです。

そして、車かバイクが来たら、
さっと引き上げて脅かす・・・というものです。

大事故、死亡事故に繋がるかもしれないのに、
今考えるととんでもない事をした人がいたものです。

何も知らないバイクの二人は、
裏六甲ドライブウェイを猛スピードで走ってきました。

そのバイクが通る時に、
その道路脇で待ち受けていた二人は驚かせようとして、
さっとピアノ線を胸の位置まであげて、
そのままさっと頭上に上げるつもりだったと聞きます。

しかし、バイクの速度が早すぎて、
頭上に上げるのに間に合わず、運転していた男性は、
道路脇で人が立ち上がったのと同時に
何かが目の前に迫っているのを感じ、さっと頭を下げました。
しかし、後ろに乗っていた彼女は・・・。

すぐに急ブレーキをかけ、男の子はバイクを止めました。
腰にはしっかり女の子の腕が巻き付いています。

「大丈夫やったか・・・?」

そう言いつつ、振り返ると。
彼女の顔はそこにはありませんでした

そして、何メートルの先の路上に彼女の顔が・・・。
そして、その顔はその男の子の顔を見て、

どないしたん?

不思議そうな顔で聞いたそうです。
その男の子、道路脇の2人は、気が狂ってしまったそうです。

そしてその後、何が起こったのか分からぬまま、
この世を去ったその女の子の幽霊が、
自分の頭を胸に抱えて裏六甲のドライブウェイに現れては、
自分に何が起こったのか?を通りかがった車を止めて聞くそう
です。

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