私が大学生だった頃のことです。
ゼミの合宿で山梨県の河口湖を訪れました。

昼間は名物のほうとうを食べたり、河口湖周辺を探索したり、
夜は河口湖付近にあるコテージに泊まり、バーベキューをしたり、
温泉に入ったりと非常に楽しい時間を過ごしていました。

一応、「勉強合宿」という名目だったので
次の日からは丸々1日ぶっ通しでの勉強が控えていたのですが、
久しぶりの友人とのお泊まりということもあり、
夜遅くまで友達と一緒に起きていました。

深夜になると小腹が空いたため、
散歩がてら私を含む友人3人で
近くのコンビニへ出かけることにしました。

近くと言っても、
スマホの地図では最短距離で歩いて20分ほど

なかなか遠い場所ではありましたが、
どこかウキウキした気持ちでした。

スマホの地図に従ってコンビニへと向かうのですが、
「これ道なの…?」というほどに雑草が生い茂った小道を
ナビゲートするスマホの地図

しまいには、人の家の畑と畑の間の
わずかな道なき道を通ったり
もして、
なんだか雲行きが怪しくなってきました。

そうして急にスマホのナビがブツっと切れてしまい、
もう一度地図のアプリを開くと
今度は全く違う道をナビゲートし始めたのです。

なにコレ…!?なんかおかしいなー」と思って、
結局最初にナビした道を突っ切って行くことにしました。

すると、遠く道の前方にですが、
人の姿らしき影というか白いモヤが見え始め
友人と「アレって人かな?」という話に。

人っぽいけど、こんな深夜にこんな場所、人が出歩くかな…」と
急に友人と怖くなり始めました。

そう話してる間にも人らしき影はだんだん大きくなり、
こちらに近づいて来ます。

ちょっと何か空気も変だからやっぱり道戻ろうということになり、
駆け足で戻りました。

すると、後ろの方から「ぁぁああああああ」という
うめき声が聞こえてきました。

もう顔が真っ青になり、
後ろを一切振り向かず一目散に逃げました。

コテージに戻ったら息切れしっぱなしでした。

結局あれは人だったのか、変質者だったのか、
それとも別の何かだったのかわかりませんが、
後日ネットで調べてみると、
河口湖付近って意外と心霊スポットが多いそうですね。

こうした場所では深夜にあまり出歩かない方が良さそうです…。

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