広島市南区にある宇品島の南端、元宇品公園内、
元宇品海岸近くの山の中腹に
宇品燈台(うじなとうだい)があります。

ネット上では「元宇品灯台」と記しているものもあるそうです。
そこで大学時代の友人が体験した話です。

友人は元宇品公園にドライブへ行ったのですが、
夕方過ぎ頃に、途中でトイレに行きたくなったそうです。

距離的に以前行ったことがある
宇品燈台付近のトイレが一番近かったので、
そこを借りることにしたとのことです。

トイレで用を足した後、日が暮れてからの宇品燈台
行ったことがなかったので、好奇心で、
ライトを片手に宇品燈台の方へいったそうです。

夜道をドライブするのもスリルがあるけど、
夜中の遊歩道というのも中々スリルがあるなと
呑気に歩いていましたが、
何気に夜のせいか空気が冷たいように感じたようです。

燈台の中への入り口のドアが見える辺りまで進んだところで、
友人は足を止めたそうです。

燈台周辺にライトを付けずに
茫然と立ち尽くす数人が見えたから
だそうです。

連中は此方に気づいてないようでしたが、
何となく友人はそれ以上近づかない方がいい気がしたので、
回れ右で引き返して、駐車場やトイレのある方へ戻ったそうです。

暗闇の中、ライトを付けずに佇む集団というのが
異様だったという以外にも引き返した理由があると言っていました。

その上、その集団の何人かが
長い舌を出しているように見えた
そうです。

友人は、あんな長い舌の人間を初めて見たと言うとともに、
舌を出したまま立ち尽くす連中というのも異様に思えたそうです。

それに、何気に普通の人間より首の長い人もいたように見えたそうです。

アレは一体何だったのかと友人は言っていましたので、
私は「医学部の知り合いがいたら、聞いて見ては?」と勧めました。

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