友人から聞いた話です。
夜、友人二人(A、Bとします)が筋トレがてらに
砂山ビーチへ行った時のこと。
砂山ビーチ特有の急こう配な砂山を上り、
海へ向かって降りるというトレーニングを行うことが日課で、
その日も二人でトレーニングを黙々とこなしていました。
何往復かしところ、海のほうからバシャバシャと
水音が聞こえてきました。
魚かな?とAは不思議に思い、
Aが海岸を見つめると男の人が溺れているのが見えました。
ここのビーチは波が荒く、サーフィン好きな人や
浅瀬で水中ジョギングをしている人が多いので、
この時間にい人がいることにさほど驚きはしませんでした。
体力に自信のあったAは、急いで溺れている男性の元へ。
しかし、Bが必死に止めて救助に向かわせてくれません。
「何してんだよ!B!離せよ!!」Aが言っても
BはAを離してくれません。
「人が溺れているんだ!」「男の人が見えるだろ!」
「お前も一緒に助けろよ!」Aが叫ぶと、
Bが「なんで男がいるって見えるんだよ!!!!」
そこでようやくAはハッと我に返りました。
砂山ビーチは外灯がなく、
月明かりがない限り周りが見えないのです。
急に怖くなったAはBと海を上がり、男性のほうを振り向きました。
男性は溺れていました。笑顔で・・・。
この砂山ビーチは過去にサーファーがサメに襲われて
男性が亡くなっているが、それ以前から海で足を引っ張られたとか、
シャワールームに女の人がいる・・・等心霊話が後を絶ちません。
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