御巣鷹の尾根廃墟:高天原山の闇と白い人影

群馬県と長野県の県境にそびえる高天原山は、1985年8月12日の日本航空123便墜落事故で520名が犠牲となった「御巣鷹の尾根」として知られる。標高1,979mの山奥に広がる慰霊碑「昇魂之碑」の周辺では、謎の声や白い影、体調不良の報告が絶えず、心霊スポットとしてホラー愛好家の注目を集める。事故の無念と戦前の鉱山事故の噂が重なり、霧深い環境が不気味さを増す。2025年現在、SNSで再燃する恐怖体験が、この悲劇の地を再び脚光に浴せている。この記事では、高天原山の心霊現象を、事故の詳細と地元口碑から探る。
スポット概要
| 危険度 | ★★★★☆(心霊噂が強く、急峻な登山道と霧による遭難リスクが高い) |
|---|---|
| 名称 | 高天原山(御巣鷹の尾根) |
| 所在地 | 群馬県多野郡上野村、長野県南佐久郡南相木村県境 |
| アクセス | JR高崎線高崎駅から車で約2時間、上野村役場から登山道経由で約3時間。慰霊登山は許可が必要、8月12日追悼式に限定公開 |
高天原山(御巣鷹の尾根)の心霊噂とは?
高天原山の「御巣鷹の尾根」は、1985年のJAL123便墜落事故で520名が亡魂となった現場で、慰霊碑周辺や登山道に謎の声、白い影、体調不良が報告される心霊スポットだ。霧深い山道で「助けて」との叫びや、突然の冷気、背後の足音が聞こえる体験が、SNSで拡散されている。事故後の整備中に起きた2016年の死亡事故も噂を増幅。地元では、犠牲者の無念が山に留まり、慰霊碑「昇魂之碑」を訪れる者を試すとの口碑が根強い。
歴史と背景
高天原山は、標高1,979mの秩父多摩甲斐国立公園に属する山で、古来より山岳信仰の対象だった。「高天原」の名は日本神話の天界に由来し、神秘的なイメージを持つ。1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便(ボーイング747)が、尾翼の爆発的破壊で操縦不能に陥り、御巣鷹の尾根に墜落。乗客乗員524名中520名が死亡、日本航空史上最悪の事故となった。事故原因は、1978年の尾翼修理ミスによる圧力隔壁の破壊。墜落までの32分間、乗客が遺書を残した記録が、悲劇の重みを物語る。
事故後、尾根は「御巣鷹の尾根」と命名され、慰霊碑「昇魂之碑」が建立。遺族のための登山道が整備されたが、2016年7月、道の補修作業員が斜面から滑落し死亡。この二次事故が、心霊噂をさらに強めた。戦前の鉱山事故(1910年代の坑道崩落、死者数十名)の記録も残り、山の孤立感と霧の多さが霊的イメージを助長。2025年現在、8月12日の追悼式には遺族や報道陣が訪れるが、一般の立ち入りは制限され、許可が必要な場合が多い。気候変動による霧や豪雨の増加が、訪問の危険性と不気味さを高めている。
心霊現象と目撃談
高天原山の心霊現象は、慰霊碑周辺と登山道で顕著だ。昇魂之碑前で「助けて」「痛い」との複数の声が聞こえ、白い影が霧の中に現れる報告が相次ぐ。登山道では、背後の足音や突然の体調不良(吐き気、めまい)が頻発し、「見えない力に押される感覚」が語られる。SNSでは、「慰霊碑の写真に不自然な人影が映った」「夜の登山道で子供の泣き声が響いた」との投稿が、YouTubeやTikTokで拡散。2025年8月の追悼式後、Xで「霧の中で遺書を書く姿の霊を見た」との報告が話題に。
地元口碑では、520名の犠牲者が成仏できず、尾根を守護する霊として現れるとされる。2016年の作業員事故は、墜落霊の警告との解釈も。戦前の鉱山事故の霊が混在し、霧の濃さが現象を増幅。訪問者が事故の詳細を知ることで、暗示効果が強まり、恐怖体験が共有される。
現地レポート
高天原山の登山口、上野村役場から車でアクセスすると、林道の先に慰霊碑「昇魂之碑」が静かに佇む。昼間は尾根の木々が陽光を浴び、秩父山脈の絶景が広がるが、標高1500mを超える薄い空気と霧が視界を狭める。登山道は急峻で、岩場や滑りやすい土が危険を伴う。事故現場の残骸は撤去されたが、慰霊碑周辺の静寂が重い。
夜間や霧の日には、視界が数メートルに落ち、木々のざわめきが叫び声に聞こえる。慰霊碑への道は鎖場が多く、単独では孤立感が強い。訪問者の多くが、昼の厳粛さに心を打たれ、夜の霧深い雰囲気に恐怖を感じる。8月12日の追悼式では、遺族の祈りが山に響き、霊的な空気が濃厚になる。
科学的・心理的考察
高天原山の現象は、環境と心理的要因で説明可能だ。白い影は、霧の光散乱や木々のシルエットが作り出す錯視。叫び声や足音は、風の反響や落葉の音が、事故の知識で誤認される。体調不良は、標高の高さによる低酸素状態や、疲労が引き起こす感覚の混乱。慰霊碑の重い雰囲気が暗示効果を生み、訪問者の不安を増幅する。
2016年の作業員事故は、急峻な地形の危険性を示し、墜落霊の祟りとの解釈は集団心理の産物。戦前の鉱山事故の噂も、類似の環境要因が重なり、霊的イメージを強化。霧と孤立感が、知覚の歪みを促進し、SNSでの体験共有が恐怖を広める。
高天原山(御巣鷹の尾根)での心霊体験談
長野県との県境にある高天原山で、
2016年7月に帰らぬ人になった男性がいます。それは登山道を整備している作業中に起きた事故で、
作業をしていた男性が斜面から滑り落ちてしまい、
病院へ運ばれたときにはもう手遅れでした。実はこの高天原山、
歴史に残る航空事故が起きた場所で、
520名の方が亡くなった場所でもあるのです。1985年8月、
羽田空港から飛び立った日本航空123便は、
離陸してすぐに異常が発生して操縦が効かなくなり、
この高天原山の尾根に墜落。この日本航空123便墜落事故はもっとも多くの犠牲者をだした航空事故で、
2017年になっても日本航空123便墜落事故を超える事故は起きていません。情報が混乱を極めた事故発生直後は、
御巣鷹山の名前がニュースで繰り返されていたので、
旅客機が墜落したのは御巣鷹山だと覚えている人もいますが、
実際に旅客機が墜落したのはこの高天原山です。
(高天原山の尾根は事故後に「御巣鷹の尾根」と名付けられています)それまで登山道などなかった高天原山ですが、
この事故の犠牲者を弔うための道が整備され、
8月の犠牲者追悼に備えた準備で、
新たに事故が起きてしまったのです。知り合いのKさんがこの山へ登るとき、
大きな事故が起きた山で足元が滑りやすい道ということもあり、
山に入ると慰霊碑の『昇魂之碑』に一礼をすることにしていました。その日は予定よりも早く山を降りてきたのですが、
ペースが早かったことで体に違和感が出ることもなく、
足を滑らせるとかそういう危ない場面もなく、
とても快適に山を歩くことができました。それでKさんは、帰る前に昇魂之碑にお礼をして帰ろうと
石碑の前に立ったのですが、あたりには誰もいないのに、
近くから人の声が聞こえたのだそうです。航空事故から30年以上が過ぎ、高齢化した遺族のために、
事故現場近くまで車で行くこともできるようになったそうです。ですが、機体に異常が発生してから墜落まで21分と少し、
500名を超える犠牲者を出した場所は、
軽い気持ちで行くような場所ではないのだと思います。
訪れる際の注意点
高天原山は許可制の登山道で、8月12日の追悼式以外は立ち入り制限。無断侵入は禁止で、急峻な地形に備え、登山靴、GPS、鎖場用のグローブを準備。霧や豪雨時の遭難リスクが高く、グループ行動を徹底。慰霊碑では静粛を保ち、ゴミや落書きを残さず、遺族の心情を尊重。緊急時は上野村役場に連絡し、精神的準備を整える。
周辺スポットと関連情報
- 南相木ダム: 長野県側の奥三川湖。御巣鷹の尾根に近く、霧の影が心霊噂の舞台。
- 赤城山ホワイトハウス: 車で約1時間。廃墟として知られ、事故霊の連鎖を思わせる。
- 赤城神社: 赤城山の神秘的な神社。山岳信仰の雰囲気が高天原山と共鳴。
結論と感想
高天原山の「御巣鷹の尾根」は、520名の命を奪った悲劇の象徴であり、心霊スポットとしての重厚な魅力を持つ。慰霊碑の静寂と霧の山道が、恐怖と敬意を同時に喚起する。歴史を学ぶ場として訪れる価値はあるが、許可と安全を優先し、犠牲者に敬意を払いたい。
高天原山に関する心霊スポット情報まとめ
高天原山は、1985年のJAL123便墜落事故で520名が死亡した「御巣鷹の尾根」として知られる。謎の声、白い影、体調不良が報告され、霧の錯視と高標高の環境が要因。2016年の作業員事故が噂を補強。追悼式の日中訪問を勧め、無断侵入や夜間登山は避け、敬意を持った探訪が適切だ。


2019年7月29日 at 11:49 AM
その滑落事故でお亡くなりになられた方は、JAL123便事故のご遺族の対応室長をされていた日航職員の方でした。8月12日前後に慰霊登山をされる方々の為に、参道を整備していての滑落事故、殉職でした。