〒125-0034 東京都葛飾区水元公園

私が聞いた葛飾区の水元公園の話だと、
もうずっと昔に、バイクの事故で若者が死んだのだそうです。

この若者は、公園に無理やりバイクで入っていた集団の一人で、
この集団の行動にたまりかね、バイクの侵入を防ぐために、
仕方なく公園にロープを張ったところ、若者はロープに気がつくのが遅れ、
大きく転倒して帰らぬ人となってしまいました。

おどろいたのが、
水元公園にある話はこれだけではなく
公園に植えられた木の枝で、
首をくくった経営に行き詰った社長

公園内のトイレでは、
殺人か自殺
があったと。

本音を言えば、
よくもまあここまでと思うほど、
よくない話が出てきます。

その中でも、
私が一番冷たさを感じたのが、
公園内の公衆電話で女性の幽霊を見たという話でした。

これは昔の話なのですが、
仕事に悩みを抱えていた私は、
仕事をやる気になれずにいました。

その日は営業先や外注先をまわる予定を多めに報告して、
途中でサボっていました。

水元公園にいる間は、時間を潰すために、
なんとなく動画を見ていました。

バッテリーの残りが少ないと画面に表示され、
時間を確認すると、
会社に帰るのは予定を大きく超えそうでした。

一応は会社に連絡を入れておきたいのですが、
仕事の電話があるかもしれないので、
ケイタイはできれば使いたくありません。

そんなときに見えたのが、
公園に設置された公衆電話でした。

コール音7回で同僚のTが電話に出て、
用件だけ伝えてから会社に戻ったのですが、
Tには怒鳴り声のようなものが聞こえていたらしく。

怒鳴り声が後ろから聞こえたけど、
よくそんなところで落ち着いてられたな。

戻るのが遅れるぐらいなんだから、
他の場所からかけるよオレは。

会社にもどってそんな話になったのですが、
水元公園ではそんな物騒な声はしていませんでした

機械の調子が悪くて雑音が入ったのが、
Tにはそんな風に聞こえていたのだろうと思っていましたが。

水元公園にある数々の話を知って、
あのとき公衆電話の近くに幽霊がいたのかと思うと、
ゾッとしたものを感じてしまいます。

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