小松市から金沢市に向かって県道55号線を通っていると、
小松市を抜けて能美市に入ったばかりのところに、
一本の古いトンネルがあります。

この古いトンネルがある場所は、
県道55号線にある無患子トンネルのすぐ横にあり、
現在使われている新しいトンネルができるまでは、
この古いトンネルが無患子トンネルと呼ばれていました。

県道55号線から狭い旧道に入り、荒れた道を進むと、
出入り口が鉄格子で塞がれた旧無患子トンネルにたどり着きます。

もう昔の話なのですが、私は友人が運転する車に乗って、
5人でこの場所に訪れました。

鉄格子をはめ込んで、しっかりと封鎖された出入り口。
壁から水が染み出して、地面に水が溜まっているトンネル内部。。。

私たちは昼間に訪れたのですが、この場所の放つ空気に、
私は息が詰まるような感覚を覚えていました。

何よりも奇妙だったのが、電波が入ったり入らなかったりで、
それもどのキャリアも同じように不安定だったことです。

山の中でもつながりやすいD社の回線なのに、
一人は繋がって一人は圏外だったり、二人とも圏外だったり。
他のキャリアも同じような感じで、とにかく電波が不安定だったことです。

県道55号線から細い道に入る前、
荒れた道の途中で写真を撮っていたときには、
電波が安定していたのに。。。

それほど距離があるわけでもないのに、
トンネル出入り口に来ただけで、
電波のつかみが不安定になっていました

気がつくと、着信を知らせるランプが点滅していたのですが、
履歴にはどこからも連絡が来ていませんでした。

私達が訪れたとき、実はフェンスに鍵がついていませんでしたが、
私たちはトンネルに入ることはできませんでした。

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