〒409-1202 山梨県甲州市大和町田野

天目山で武田家が最後を迎えると、
甲州和田町日野を流れる日川でも、
武田家の侍女たちがその身を投げ出してしまいます。

侍女たちが身を投げ出したその場所は、
姫ケ淵と呼ばれるようになり、
今は慰霊のためのレリーフが設置されています。

この日川のあたりは、
今でこそ車が通れるように整備され、
武田家ゆかりの遺跡もある名所として知られています

その当時は、
あたりに生えるツタを持ってやっと通れるような場所がある、
とても険しい峡谷でした。

武田家最後の戦いで、
多くの武者が峡谷を流れる日川に落ち。

三日のあいだ血に染まった川は、
それから『三日血川』と呼ばれるようになりましたが、
今は名前を『日川』に変えています。

お寺の近くにある駐車場のあたりが姫ケ淵で、
JR甲斐大和駅から、
日川にそって県道218号線を歩いて30分の場所でした。

慰霊のために設置されたレリーフは、
川に飲み込まれる16人の侍女を表現していて、
黒く汚れていたせいで、
左上にある川の渦がこちらを見ている目のようでした。

なんだか怖いなと思いながらスマホを取り出し、
カメラのシャッターボタンを押したのと、
誰かがレリーフの後ろに入ったのは同時でした。

私はあたりの様子を確認して、
ほかに誰もいないから撮影をしたのにです。

さっき撮影した画像を確認しても、
レリーフの後ろに入った誰かの姿はなく。

自分が見たものの正体を確かめるために、
レリーフの後ろに回っても、
そこに誰もいないことを確認するだけでした。

場所が場所だけに気になってしまい、
その行動に意味があるのかはわかりませんが、
画像はすぐに消去しました。

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