随分前の体験ですが、夏に友人と4人で肝試しに出かけました。

場所は、神奈川県の国道16号線沿いにある外科病院跡地で、
「相模外科病院」という心霊スポットとして知られている場所です。

相模大野の駅から30分くらいの所だったと思います。

つい最近も肝試しスポットとして紹介されていて建物を見ましたが、
私たちが行った時はもう少し綺麗でした。

夏だったので2人はビーチサンダル、2人は靴でした。
中に入ると近くに大きな道路があるのに、とても暗かったです。

まず待合室のようなところがあり、
その先にまっすぐな廊下がありました。

廊下を歩いて行って一番奥に階段がありました。
階段を下りてみました。

下りて左にやはりまっすぐな廊下があり、歩いて行きました。
途中まで行くとパタパタと後ろから音が聞こえました。

4人は固まって歩いているので、知らない人がついてきたのかと思い、
全員で振り向きましたが、誰もいません。

みんなで足元を確認しました。
あの音は誰のだ。

考えてみると、今の音はスリッパのような音だということに気付きました。
では、自分達ではない誰の足音、とみんなで考えているとまた、
パタパタパタと音がして、子供のような声が聞こえたのです。

ぞーっとして早歩きで先に進むと、
左側に何に使っていたのかわからないですが、
気持ちの悪い部屋を見つけました。

地下のため本当に真っ暗で何も見えず、
もしかして霊安室と思い、覗いただけで離れました。

その後もまっすぐ進んでいくと、右側に待合室にしては変わった、
広いロビーのようなところがありました。

地下だからなのでしょうが、
部屋の上の方に小さな窓のようなものがありました。

その窓のおかげで少し部屋の雰囲気がわかりました。
その小さな窓から入る光の中に、何かが動くのを全員が確認しました。

怖くなりそろそろ出ようと話していると一人が、
自分を呼んでいる人がいるから行かなければいけない
と言い出しました。

冗談だと思い、笑いながら腕を引っ張りましたが全く動かず、
3人で引っ張っても動きません。

心配になり顔を見ながら声をかけると、目は違うところを、
見ているようなどこを見ているかわからないような目でボーとしています。

ボーとしているのに引っ張っても動かないのです。

どうして良いかわからず、話しかけて、腕を引き、
体を叩いてと、いろいろしました。

ですが、今度は中へ中へと歩いて行ってしまうのです。
仕方なく顔を何度か叩きました。

すると、あれっと、いつもの表情に戻ったので、急いで外に出ました。

外でわけを話しましたが、本人は呼ばれたことは覚えているが、
その先は何も覚えていないというのです。

何事もなく外に出て来られて安心すると、
中で不思議に思った、小さな窓が気になりました。

その後、あの小さな窓を探しに
建物の周りを何度も回って探しましたが、見つかりませんでした

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