秋田県大館市の十瀬野公園墓地で撮影した画像があり、
墓地にある慰霊碑を撮影したものだったのですが、
人の姿のようなものが写っていました。
慰霊碑にまつわる花岡事件を知っていただけに、
私はその画像を変な写真と笑い飛ばすことができませんでした。
花岡事件とは1945年に起きた出来事で、
花岡鉱山には中国から強制連行された人たちが、
当時としても相当ひどい環境で働かされていて、
986人の同胞が暴行や餓えでどんどんいなくなっていきました。
自分たちを守るために、
中国人労働者が一斉に逃げ出したのが花岡事件です。
どこにも頼るところのないうえに、
衰弱していた中国人労働者の方々は、
逃げ込んだ山中で全員つかまってしまいます。
記録では、
その後の懲罰で400人以上が亡くなったとあります。
終戦後、
アメリカの視察で花岡鉱山の実態が発覚したことで、
中国人労働者に救いの手が差し伸べられます。
1944年7月に連行された986人は、
1945年10月までの間にほとんど亡くなっていました。
すべての遺体が発見されたのが1963年で、
花岡鉱山で亡くなられた方々は、
長い時間をかけて祖国に帰ることになります。
中国人労働者たちの無念が慰霊碑に残されてしまったのか。
十瀬野公園墓地では、
日本語ではない話し声が聞こえるといわれています。
その後、
知り合いのツテで神職の方にスマホをお祓いしていただき、
十瀬野公園墓地の慰霊碑の画像を削除したのですが。
お祓いの後に画像をみると、
みずみずしい色になったように見えて、
私はやっと安心することができました。
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