〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎6丁目
JR箱崎駅から北に進むと、
右手側に中国のお寺のような建物が見えてきます。
場所は九州大学のそばにある交差点の角で、
ブロック塀に囲まれた庭に白い観音像、
門の代わりに鳥居のある変な建物です。
見た目からは想像できませんが、
ここは鎌倉時代からある歴史のある場所らしく、
建物の裏にある「米一丸の供養塔」から、
この辺りが米一丸(よねいちまる)と
呼ばれるようになったそうです。
その辺りの交差点を私が自転車に乗って、
渡ろうとしていた時の話です。
梅雨の前の気持ちのいい日で、
私はあくびをしながら自転車を走らせます。
交差点に近づくと、
歩行者信号が点滅をはじめたのを見た私は、
ペダルにグッと力を込めたのですが。
急にハンドルがガクンと動いて、
驚いた私は横断歩道の上でバランスを崩してしまいます。
左足首は痛めたものの、
何とか横断歩道を渡れましたが、
道路には原因になりそうなものは落ちていませんでした。
あくびも出ていたし、
ぼーっとしてハンドル操作を誤ったのだろうと思っていましたが。
後日、友人から米一丸の供養塔にまつわる話を聞かされ、
私はエアコンの温度が1~2℃下がったように感じてしまいました。
交差点を東に進んですぐの所に高架があるのですが、
昔は事故の多い踏切としてしられていて、
米一丸の祟りとウワサをされていたようです。
米一丸は鎌倉よりも前の時代の人で、
米一丸の塔のあたりでだまし討ちで殺された人です。
米一丸が殺されてからこのあたりでは異変が起きるようになり、
鎌倉時代になって米一丸の供養塔などを作ると、
頻繁に起こっていた異変は少なくなったらしいです。
それでもときどき不思議な事がおきる場所といわれ、
鉄道や車の時代になると、事故の多い場所と噂されているのだそうです。
2016年10月5日 at 9:26 AM
毎朝、ここを通っていますが、何か?