清滝トンネルは、京都では有名な心霊スポットです。
夏になるといろんな所から肝試しにくる人が多いようです。
トンネルにはいろんな説があり、
女性が上から降ってくる、女性の生首を見たとか
信号が赤だったら大丈夫だが、青だったら霊が呼んでいるので危ないなど、、、
友達3人と私で暇だしお金もないし清滝トンネルでも行く事になりました。
私は何度も行っていましたが私自身は見た事がないので
また大丈夫だろうと思っていました。
トンネルの中ではいつも通り何も起こらなかったので
トンネルの先にあるバス停に車を停めておしゃべりをしていました。
その時私は助手席に座っていたので運転席と後部座席の方に向かって話をしていました。
ある一瞬 ん??と思ってもう一度運転席の方に目をやりました。
何を疑問に思ったのか自分でもよくわからなかったのですが
しばらく見ていると窓の外の木に白い木の枝が一本あるのが見えます。
その時は あっ!木の枝。と思ってまた普通におしゃべりに戻ったのですが
やっぱり少し気になるのでもう一度よく見ると
何だか木の枝にしては不自然な輪郭に見えます。
やっぱり木の枝じゃない?!
とは思ったけどタオルとかビニール袋だろう
と思ってまたおしゃべりに戻りました。
しかしどうしても気になるので、少し前かがみになって
窓を見つめると白い女性がこちらを睨みつけています。
私は今まで霊を見た事はたくさんありますが
初めて殺気を感じました。
このままだったら殺される!!
と思った私は後部座席に飛び移り、車を出して!!
と叫びました。
皆は、「また脅かそうとして~。」
と冗談だと思っています。
するとナゼか涙が出てきました。
それを見てやっとただ事じゃないと思ってくれたのか
車を出してくれました。
車を出すのにエンジンをかけた時に、
今までに経験した事の無いほど耳鳴りが襲ってきました。
車が清滝トンネルに入る前に後ろを振り返ると
その女性は車の後ろ5メートル程の所にいました。
その後コンビニで塩を買い玄関に入る前に
頭からかけてもらってから家に帰りました。
その後は何事もなく現在も暮らしていますが
あの時一瞬でも車を出すのが遅かったらどうなっていたかと思うと
背筋が凍ります。
2015年6月30日 at 12:06 PM
友人の話なのですが、去年の夏の夜、彼は彼女と友達3人で清滝トンネルに遊びに行ったそうです。
清滝トンネルは以前から心霊スポットとして、近畿ではよく知られており、心霊の目撃談もよくありました。これは偶然なのかもしれませんが、私も彼が清滝トンネルに遊びに行く2ヶ月前に清滝トンネルを通る機会があり、その後怪我をしたり身体の不調が続いたり、あまり良くないことが続いていました。
清滝トンネルに行った彼らは、車でトンネルの中央まで行き、そこで一旦車を降りて辺りを散策したそうですが、この時点では何も起きなかったそうです。
その後全員で車に乗り込み、友人の運転でそれぞれ自宅に帰ったそうなのですが、友人が全員をそれぞれの家まで送り届け終わって、家に帰宅したところ、一緒に清滝トンネルにいっていた彼女のお母さんから着信が入っていたそうです。
急いで彼女のお母さんに電話をかけたところ、「彼女がまだ家に帰っていないが、いつになったら帰ってくるのか。彼女の携帯電話に電話をかけても繋がらない。」と、彼女のお母さんは大変ご立腹だったそうです。
しかし、友人はその30分前に彼女を彼女の家の前まで送り届けているというのです。慌てて友人は彼女を自宅までちゃんと送り届けた旨を伝えたそうなのですが、そうは言っても彼女は家には帰っていない、というのです。
困り果てた友人は、「とにかく自分は家の前まで送り届けたし、彼女が家に入っていく様子も見た」と彼女の母親に伝え、電話を切ってその日は寝ました。
次の日の朝、目が覚めると友人の携帯電話には彼女からの着信とメールが大量にはいっていたそうです。
「なんだ、やっぱりちゃんと家に帰ってたじゃん」、そう思ってメールボックスを開いてみると、そこには彼女からの怒りに満ちたメールが何件も入っていたそうです。
その内容は、「どうしてみんな私をトンネルにおいて先に帰っちゃったの!?」「早くもどってきてよ」「お願いだからこんなタチの悪い冗談はやめて」というものばかりで、訳が分からなくなった彼が彼女に電話したところ、昨夜彼女は清滝トンネルに一人で置いていかれた、というのです。
結局置いていきぼりを食らった彼女は、歩いてトンネルを抜けてバス停まで行き、次の日の朝のバスで帰ったそうです。
では、あの日友人が家まで送ったのは誰だったのでしょう。
結局、友人はそのことを彼女に信じてもらえずに、別れたらしいのですが、私にはどうも彼が嘘を言っているようにはみえませんでした。