県道55号線の土佐浜街道にある
日和佐トンネル入口近くには公衆電話があり、
公衆電話に幽霊から電話がかかってくるというウワサを聞いて、
男3人で肝試しに行ったんです。
暗闇の中にポツンとある公衆電話はいかにも何かありそうな感じがあって、
怖ェーなんて言いながら近づいたのも最初だけでした。
日和佐トンネル入口付近は公衆電話以外には何もない場所で、
すぐ脇の道から山にでも入るかと言われても、
スマホのライトでは心もとないなと思っていました。
このまま公衆電話を眺めていてもなんだし帰ろうかと話をしていた時に、
友人のスマホの着信音が鳴り響いて、
その発信者の番号を見た時には心底ゾッとしました。
場所が場所だから着信音がなりだした時には驚いたし、
それが友人のスマホだとわかった時はすごく安心したのに、
画面を見たまま固まった友人に、
この番号なんだろって画面を見せられた時は本当に頭が真っ白になりました。
最初は間違い電話だろうぐらいに考えていたんですが、
080とか090みたいな番号ではないし、
表示されている電話番号がやたら長いんです。
今にして思えば電源を切ればよかったんですが、
鳴り止まない着信音に私たちはどうしようってうろたえるだけで、
やっと音が止まった時に必死で逃げ出しました。
もうだいぶ以前の話なので、今でも日和佐トンネルの
公衆電話が残っているのかはわかりません。
私達の体験もそうですが、
事件や事故が公衆電話であったという訳ではないのに、
日和佐トンネルの公衆電話で幽霊から電話がかかるという話になっていて、
あの場所に信号を変換する機械があるのがポイントなのではないでしょうか。
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