大分県田ノ浦海水浴場の近くの海に出っ張った岬で、
大昔には荷を運ぶ人や馬が何度も落ちた場所、
それが国道10号線にある仏崎です。
どれだけの命が投げ出されたのか、
仏崎には魔物が出ると伝えられ、
崖壁には「南無妙法蓮華経」と刻まれています。
昔は公園があって桜がキレイで、
別府湾を眺める景観を楽しむ人が集まっていたそうですが、
周辺環境の変化で、今は名所とはいえなくなってしまいました。
昭和には集中豪雨による崖崩れに、
路面電車が巻き込まれてしまう事故が起こった場所でもあります。
技術が発達した今も交通の難所であることは変わらず、
魔物が住んでいるというのが、
文字どおりの意味としか思えない場所です。
これは知り合いから聞いた、
知り合いの知人Aさんのお父さんが、
仏崎の辺りで事故を起こした話です。
その日は用事で、
お父さんひとりで別大国道を運転していたのですが、
仏崎で事故を起こしてしまいます。
車は廃車になってしまいましたが、
幸いお父さんは軽症で、
後遺症が残るような損傷はなかったそうです。
ただ、聞いていたラジオでこんな事を話していたとか、
事故の直前まではっきりと覚えているのに、
事故に関してだけは何も覚えておらず、
気がついたら事故の後だったそうです。
事故を起こした場所も、
どうしてこんな場所でというようなほぼ直線の道で、
スピードの出しすぎという事もなく、
事故の原因は操作ミスということになりました。
事故を起こした事もあり、
「てんかん」や「睡眠障害」なども念入りに検査をしたのですが、
事故に繋がりそうな症状は見つからなかったそうです。
この事故の後、
お父さんは車の運転を止めたそうですが、
時間にして1分足らずの間に、
お父さんには何が起こっていたのでしょうか。
2022年10月13日 at 7:33 PM
42年前、この日は雨で、夕方四時くらいだったと思います。
大分の実家に向かうため、別大国道を別府から大分に向かう途中、仏崎のカーブに差し掛かったところで、急にハンドルが利かなくなり、いわゆるハイドロブレーニング現象みたいになり、ハンドルが浮いた状態になりました。
少し霊感も強かったので、なにかお知らせがあったのかもしれません。
すぐに、ハンドルがつうじょうにもどりましたが、このまま利かなかったら大事故を起こしていたのかもしれません。
何れにしても生死を分けた瞬間であったことは忘れもしません。