〒299-5256 千葉県勝浦市大沢 おせんころがし

千葉県勝浦市の文化財に指定されているとは言え、
整備されているとは言いがたい道を通って、
おせんころがし』と呼ばれる断崖にたどり着きます。

断崖の手前に柵があるので、
私が期待していた断崖から見下ろす景色の撮影が
難しかったのをおぼえています。

この場所が言い伝えの舞台だというのを表す、
お墓のような石碑が立つぐらいで。

海風を受けながら景色を展望するだけの、
寂しい場所だなというのが正直な感想です。

何枚か写真を撮影して、
こんな所へいったと友人たちに見せると、
気持ち悪い」といわれます。

確かにメリハリのない殺風景な写真ですが、
人の顔に見える影や不思議な玉が写っていない、
普通の風景写真です。

普段カンの働く人たちに、
なんだかわからいけど、この場所の写真は恐い」といわれると、
寒気を感じて写真は消去します。

昔、領主の娘が父の身代わりになって、
この断崖から投げ落とされたことから
おせんころがしといわれるようになった。

この言い伝えは知っていたのですが、
おせんころがしが気になって調べると、
おせんころがしで殺人事件が起こっているのを知ります。

それも、
犯人は8人も人を殺した連続殺人犯で、
被害者の中には死後に犯された人もいます。

他にも、おせんころがしが自殺の名所と言う話を見つけて、
おせんころがしがとんでもない曰くつきなのがわかると、
私は体がこわばって動けなくなります。

一見普通に見える写真でも、
見る人が見ると恐ろしいものを写していることがあるのを知ると、
スマホで写真を撮るのをためらってしまいます。

関連する心霊情報