須花(すばな)トンネル栃木県佐野市にあるトンネルで、
足利市から伸びる208号線と山向こうの66号線
つないでいます。

明治・大正・昭和、
それぞれの時代に開通した 3つのトンネルが残っていて、
明治時代に開通した須花トンネルは、
全て人の手だけで山をくり抜いたトンネルになります。

私は友人たちと一緒に、
遺跡として管理されている須花トンネル(明治)に訪れました。

トンネルの手前には、
胸まである柵が設置されていて、
トンネルの中には入ることが出来ませんが、
中に入れなくて良かったと思っています。

須花トンネル(明治)は、
洞窟と呼んだ方がわかりやすい姿で。

天井は低く壁もおうとつが激しいので、
トンネル内部は実際の大きさよりも狭く見えます。

トンネルを外から撮影したのですが、
外が明るいので須花トンネルの中は上手く撮影出来ませんでした。

諦めて他の須花トンネルへ行こうと思ったのですが、
友人の一人が柵を乗り越えてトンネルに入って行きます。

友人はトンネルの中に入って撮影していたら、
急にダッシュしてトンネルから逃げ出してきます。

わけも分からずに急げと言う友人にしたがって、
私たちは須花トンネル(明治)から離れました。

友人が言うにはトンネルの奥に人がいて、
柵を乗り越えたのが見つかったと思ったそうなのですが。

友人が撮影したトンネル内の写真には、
人の姿は写っていませんでした。

ただトンネルの壁が不自然に白っぽくて、
人の顔のように見えます。

友人の撮影した写真が怖くて、
私たちはそのまま帰ることにしました。

その日の夜、
眠っていた友人はラップ音を聞いたり、
金縛りを体験したそうです。

須花トンネルは、全てのトンネルで霊が出るとウワサされています。

もしかしたら、戦場が近くにあった事が関係しているのかもしれません。

須花の辺りではでは、
戦国時代の領地をめぐる争いにまつわる
須花坂の戦い」が伝えられています。

明治時代に地域の為に作られた須花トンネルですが、
霊の通り道も開いてしまったのでしょうか。

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