〒295-0027 千葉県南房総市千倉町白間津

僕がまだ高校1年生の夏頃の話です。
怖いものが好きな僕は夏休みを利用して、
友達と一緒に廃墟に行くことを計画しました。

そこは千葉県最恐心霊スポットとして
名が知られている「ホテル望洋」。

何故か交通機関は使わずに
自転車で向かうことになりましたが・・・。

さっそく夜に集まりA君B君と僕の3人で
ホテル望洋に向かいました。

出発して3~4時間経って休憩をと思って、
自転車を停めて気が付きました

辺りは人1人いない、車も何も通らない場所でした。
気味が悪いくらい本当に何もないんです。

そして微妙に寒いんです。
その日は熱帯夜。

さすがに怖いもの好きな僕でもなんとなく嫌な感じがして
そろそろ行こうと2人に声をかけました。

2人も同じだったようで、逃げるようにその場から移動したのですが
どう進んでも、誰もいない何もない場所なんです。

少ししてから1件、古い家を見つけました

そこの人に道を聞こう

でも、時間見てみろよ。
この時間じゃ迷惑じゃないか?

確認すると夜中の2時半。
諦めて行こうとしたら、A君が

ここ、人が住んでないみたい。

よく見るとボロボロで、草もたくさん生えてる
とても人が住めるような家ではなかったんです。

A君は楽しそうにここも心霊スポットなんじゃないか?と言い
勝手に入っていってしまったんです。

大声で止めたりもしたのですが、彼はもう家の中
仕方なく僕も恐る恐る入ってみました。

B君は

「俺は・・・行きたくない。とても寒い怖い
やっぱり来るんじゃなかった・・・」

「そんなこと言ったってAの奴入って行っちゃったんだから。
それともそこで1人で待ってるか?」と僕

それも嫌だと言い、後ろにぴったりひっついて
一緒に入りました

想像以上でした。

とてつもない不穏な空気。

しかも重いんです
空気が。

まるで何かにずっと見られてるような感覚でした

Aの名前を呼び、部屋の襖を開けて入った瞬間
さっきまで後ろで怯えてたBの声が途絶えました

・・・B?

振り返るとBはいなかった

いきなり1人になって怖いっていう思いが
上がっていったんですが
1つ冷静に考えて気付いたんですよ。

僕は家の中に入ってすぐの襖を開けた
なのになんで、振り返った先には外の景色が見えないのか

そう、目の前は何もない 真っ暗な空間でした

突然
身体がズシっと重くなりました。
ゆっくり見ました

後ろ

今でも思い出すととても恐ろしい
黒こげで血まみれの女でした。

腰を抜かしそうになったのですが
止まったら死ぬと思って必死に逃げました。

でもわけのわからない空間なので
出口が分からず、また部屋があったので
そこに逃げ込みました。

すると足を手で掴まれた?為に
派手に転んだんです。

怯えながらも倒れた姿勢のまま横を見たら
あの女の足がありました。

でもそれはすぐにスゥッと消えたので
安心して前を見たら、
おぞましい顔をした女の首が落ちてきました。

そこで僕の記憶が途切れています。
Aに何回も呼ばれて目を覚ましました。

何故か外に倒れていました。

ケガをあちこちにしていたので、
あの心霊体験は本物なんだと実感。

Aを責めました

なんで、何も言わず勝手に家の中に入っていったんだ。
お前昨日どこにいたんだよ。って

Aはこう言いました。

俺はこの家に入ってない。」

理解ができなかったです
Aの話によると

休憩したとき、Aは自販機を探しにいって戻ってきたら
僕らがいなかったと言います。

夜中からずっとお前らを探してたんだ
明るくなって家の前で倒れてるお前を発見したと。

じゃあ昨日見たAは誰なんだ?
とても怖くなりました。

その時、Bの姿もなかったので、
Aに聞くと知らないっていうんです。

あとから分かりました
Bが行方不明になって1週間経った頃

事故にあって入院してるということを知りました。

骨折や打撲
それから自然に僕らは遊ばなくなりました。

下手な文章ですいません。
でもみなさん、軽い気持ちで廃墟に行かないほうが
いいです。

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