〒301-0004 茨城県龍ケ崎市馴馬町5387 女化神社
もともと霊感などまったく無い私ですが、
夏休みに家族で茨城県に遊びに行った帰り道、
渋滞を避けようと父が牛久市の裏道に入ってしまったのが、
この事の始まりでした。
そこは地元の人でも、好んで立ち寄る事の少ない場所で、
民家や街灯も少なく、周りは雑木林やつぶれた店舗跡ばかりです。
時間も夕方を過ぎ、辺りも暗くなってきているし、
先ほどから何故かラジオもほとんど雑音で聞こえなくなっていました。
私は冗談で「何かオバケでも出そうだね」と言ったのですが、
誰も笑ってくれません。
少しの沈黙の後、隣りに座っている妹が、
今にも泣きそうな顔で「お姉ちゃんも見えたの?」と言ってきました。
それを聞いて母も青ざめたような表情になり、
「早くここから離れましょう」と父の腕を掴んで言いました。
車の中は異様な雰囲気になり、
父もスピードを上げて国道へと急いで戻りました。
この日は、渋滞にこそ遭いましたが
何事も無く家に帰り着いたのですが・・・・・・
後日、私たちが通った場所が妙に気になってしまい、
Googleマップで調べてみました。
記憶を頼りに道をたどってみると、
その場所には「女化神社」という古い神社がある事が解りました。
確かにオバケでも出そうな雰囲気の場所ですが、
妹や母があんなに怯えていた理由が解りません。
しかし、ストーリートビューで、
ちょうど私が冗談を言った辺りの道に差し掛かった時、
そこに信じられない物が写っていました。
通常、Googleマップでは「顔」と認識された部分に
モザイクが入るのですが、どこから見ても人がいない場所に、
「モザイク」がかかっていたのです。
しかも、「モザイク」が入るのは1画面だけで、
その前後の画面では消えているのです。
妹や母が”見えたモノ”は、きっとこれだったのでしょう。
そして今の私には、それが”見えてはいけないモノ”
である事がはっきりと解ります。
もう二度と、あの場所には近づきたくありませんし、
調べたくもありません。
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