鹿児島県にある「大崎ふれあいの里公園」は
夜に公園のトイレに行くと女の人の幽霊が出る
と地元では言われています。

夏の終わりのある日曜日のことでした。

夜になって息子の友人が家出をしたみたいだが知らないか?
と友人の家族から連絡があり、同じ日の昼間に
息子はその友人と一緒位にふれあいの里公園で過ごして、
夕方公園で別れたという話だったので
公園に探しに行くことにしました。

息子は入口付近の温泉や宿泊施設のある明るい方を探してもらい、
私は公園の奥の方に向かって探しながら歩きました。

公園のトイレ付近まで来ると爽やかに吹いていた風が急にやみました。

空気がどんよりと重く感じたその瞬間、
噂のトイレは電気が消えていて存在感もなかったのに
いきなり何かが光りました。

気になって見に行こうか噂も気になるのでやめようか迷いましたが、
探している子かもしれないと思いトイレに近づくとトイレはやはり真っ暗です。

「N君いる?Aと探しにきたんだけど」声をかけてみましたが誰も返事がありません。

光ったものも何か分からぬままその場を離れようとしたとき
トイレの中からすすり泣くようなか細い声が聞こえてきて、
私は怖くなりその場を急いで離れました。

実際の話では、「大崎ふれあいの里公園」のトイレに
若い女の子が数人の男性に押し込まれ、
乱暴されて殺されたという話が何度かあるそうです。

その公園の奥にもう1つ「くにの松原」という
松林の中のキャンプ場のある場所があるのですが、
その松林でも昔殺人があったそうで地元の心霊スポットと言われています。

数年前には輪をかけたような事件がありました。

駐車場に車で乗り付けた兄、弟、母の3人の乗った車を兄が運転しており、
駐車場に到着した際、弟が車を降りたところを兄の車が弟を轢いたというものです。

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