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さくらトンネル茨城県笠間市
七会村(現在の城里町)とを結ぶトンネルです。

名前の由来は、七会村の村の花である
ヤマザクラから名付けられたようです。

わたし自身、このさくらトンネルのある茨城県民ではなく、
隣県の栃木県民です。

ドライブ好きのわたしは、
笠間市の辺りに何度も行ったことがありましたが、
このさくらトンネルの存在を知らず、
足を踏み入れたことも一度もありませんでした。

そんなさくらトンネルを知ることとなったのは、
大学時代の親友の父の話でした。

親友の家に泊まりに行ったときにお酒を交えながら、
みんなで怖い話をするのがお決まりの流れで、
この日も霊感の強い親友の父の話を聞いていました。

「○○ちゃんはさくらトンネルって知ってる?」と突然聞かれ、
いや…聞いたこともないし、知りませんね…と答えると、
地図を持ってきてここなんだと場所を教えてくれました。

平成7年に完成したこのさくらトンネル
できてまだ20年ほどの比較的新しいトンネルだそうです。

しかしさくらトンネルにはある噂があるようで、
その噂とは「トンネル近くの山で山登りをしていた親子がいて、
親が少し目を離した隙に子供がいなくなっていた。
親は必死に何日も何日も捜し歩いたが見つからず、
悲しみと自分を責めるあまりに自殺してしまった。」だそうです。

親友の父は仕事の都合で夜遅くに、
そのさくらトンネルを通らなければならない日がありました。

なんとなくその噂を思い出してしまい、
早くトンネルを抜けたいなと思ったそうです。

トンネルの中間ほどを走っているときです。
妙に何かの気配を感じて、ふと車のルームミラーで
後ろを振り返ってしまいました。

そこにいた、いやあったものは人間の下半身だけの姿でした。

見間違いかともう一度確認するとそこには確かに下半身だけが
フラフラと道路を横切り消えてしまったそうです。

あまりにはっきりとした姿だけに鮮明に覚えているようでした。

さくらトンネルでは噂の親が、
未だに見つからぬ子供の姿を下半身だけになっても
捜し続け彷徨っているのでしょうか…

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