〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 貴船神社
赤い灯籠に恋の幽霊が揺れる!丑の刻に響く恋の歌
京都府京都市に位置する貴船神社は、水神と縁結びの聖地として知られていますが、その周辺には心霊スポットとしての不気味な噂と、赤い灯籠の参道に現れる恋の幽霊が漂っています。2025年現在、観光客で賑わう貴船エリアの奥に鎮座するこの神社ですが、夜の静寂の中で怪奇とロマンスが共存しています。貴船川沿いの美しい自然と、恋愛成就を願う参拝者の想いが交錯する場所として知られ、赤い灯籠が幻想的な雰囲気を醸し出します。ここでは、その背景と現象に加え、歴史や伝説を紐解きながら紹介します。
貴船神社とは?
貴船神社(京都府京都市左京区鞍馬貴船町)は、古代から水神を祀る神社で、縁結びと恋愛成就の祈願所として全国から参拝者が訪れます。創建は1300年以上前に遡り、「恋の宮」とも呼ばれています。本宮・中宮(結社)・奥宮の三社巡りが特徴で、特に中宮へ続く赤い灯籠の参道は、幻想的な美しさで知られるシンボルです。貴船川沿いの自然に囲まれ、恋の絵馬や「恋占いの御神籤」が人気で、恋愛に関する願い事を書いた絵馬が所狭しと並びます。2025年現在は観光地として整備され、夏の川床料理や秋の紅葉が訪れる者を魅了しますが、赤い灯籠の参道に潜む恋の幽霊が夜の神秘性を高めているとされています。
歴史と伝説
貴船神社の歴史は古く、『日本書紀』に登場する「高靇神(たかおかみのかみ)」を祀る神社として知られています。伝説では、玉依姫が黄船に乗って貴船川を遡り、この地に水神を祀ったのが起源とされ、その創建は西暦400年代とも言われます。本宮の背後には「龍穴」と呼ばれる霊窟があり、強力な霊気が宿るとされ、古くから修験者や祈祷師が訪れました。中でも有名なのは、平安時代の歌人和泉式部の逸話です。夫との不和に悩んだ彼女が貴船神社に祈願に訪れ、歌を奉納したところ復縁が叶ったとされ、「縁結びの神」としての信仰が広まりました。和泉式部の歌「もの思へば 沢のほたるも わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る」は、恋の切なさと神の力を象徴するものとして今も語り継がれています。
また、貴船神社には「丑の刻参り」の伝説も残ります。江戸時代、恋敵を呪うために女性が丑の刻(午前1~3時)に貴船神社を訪れ、藁人形に釘を打つ儀式が行われたとされ、特に奥宮の古木がその舞台とされました。この呪いの風習は後に禁止されましたが、恋の執念が神域に残り、赤い灯籠の参道に幽霊として現れるとの口碑が生まれました。さらに、貴船川の水害伝説も存在し、古来より水神の怒りを鎮めるための人身御供が行われたとの言い伝えがあり、川沿いの静寂に霊的な気配を重ねています。これらの歴史と伝説が、貴船神社の神秘性と恋愛にまつわる怪奇を深めています。
心霊スポットとしての背景
貴船神社が心霊スポットとされる理由は、その歴史と赤い灯籠の参道にあり、恋の幽霊の伝説が対比をなしています。
- 赤い灯籠の静寂:中宮へ続く赤い灯籠が揺れる参道が、夜に霊的な気配を増幅するとされています。
- 恋の執念:縁結びを願った者の叶わぬ恋や呪いの想いが、赤い灯籠に恋の幽霊として現れるとの噂が残っています。
- 神聖な霊力:水神と縁結びの強力な力が、恋に破れた魂を引き寄せると語られています。
丑の刻参りの伝説や和泉式部の恋の執念が、赤い灯籠の参道に霊的な痕跡を残し、訪れる者に不思議な感覚を与えているとされます。しかし、その霊は必ずしも恐ろしいものではなく、恋の成就を願う切ない魂とも言われています。
報告される心霊現象
2025年現在、貴船神社で語られている心霊体験を集めました。
- 気配の感覚:赤い灯籠の参道や奥宮で、女性の視線や気配を感じるとの報告がXや地元であります。特に中宮の結社付近で強いとされます。
- 物音:夜の参道で、川の音以外のすすり泣きや足音が聞こえたとの声が参拝者からあり、和泉式部の歌を連想させる報告も。
- 写真の異常:赤い灯籠や絵馬を撮影した写真に、白い影や着物姿の女性が映ることがネット上で話題に。恋の幽霊との解釈が主流です。
これらは明確な証拠がないものの、恐怖と恋の口碑として語り継がれています。赤い灯籠の幻想的な光と恋の執念が、不思議で切ない感覚を呼び起こしています。
貴船神社での恐怖体験談
京都府にある貴船神社で
実際に後輩が体験した話です。
うちの大学から少し山にはいったところに、
貴船神社があります。
表向きは縁結びで有名な神社ですが、
丑の刻参りの発祥の地といわれるほど、
裏の顔を持ち合わせた神社です。
私が学生の時に後輩三人が面白半分で
部活終わりの夜の19時ごろ向かいました。
神社そのものはすごくきれいなところなのですが、
奥に行くにつれ木々がうっそうと茂りいかにもな雰囲気が出ていたそうです。
大学生三人面白半分で行ったので、
気持は怖いものなしで丑の刻参り後を探していたそうです。
しばらく探していると、木の裏に回りこんだ一人が、友達を呼びました。
そこには釘でうちつけられた靴がありました。
その中の一人が面白半分で写メをとり、その日は帰りました。
実際私もその写メを見せてもらいましたが、
ぼろぼろになってはいるものの
確かにそこには靴がうちつけられていました。
それから一週間もたたないうちに、そこに訪れた後輩三人が、
一人が購入したばかりのバイクが廃車になるほどの事故、
二人目が足を骨折する怪我、三人目も手首を骨折しました。
話半分面白半分で聞いていた私ですが、
たまたまかもしれませんが立て続けにおきたこの事故で
呪いなどを信じるようになりました。
ただ本当に呪いの類ならば、
あれだけものが風化しているにもかかわらず、
まだ呪いが残っていること。
もしも実際に丑の刻参りの現場に遭遇した場合はどうなるのか。
想像しただけでも恐ろしく、いまだに貴船神社にも行く気にはなりません。
現在の状況
2025年時点で、貴船神社は縁結びの聖地として賑わい、年間を通じて多くの観光客が訪れます。昼間は恋の祈願や貴船川の風景で活気がありますが、夜になると人影が減り静寂が支配します。地元住民は「恋の神社」「怪奇は噂」と否定しつつ、縁結びの力を讃える声もありますが、心霊スポットに興味のある人々の間で注目されています。京都市営バスで貴船口まで約1時間、そこから徒歩またはシャトルバスで約10分でアクセス可能です。
貴船神社に関する心霊スポット情報まとめ
赤い灯籠と恋の幽霊が共存する神秘の神社
貴船神社は、赤い灯籠の参道に宿る縁結びの霊力と恋の幽霊の怪奇が交錯する場所です。2025年の今、不気味さか切なさを感じるかはあなた次第ですが、証拠はなく都市伝説の域を出ません。訪れるなら、昼間の安全な参拝を推奨します。貴船の神秘的な参道で、恋の物語と不思議な噂に触れてみませんか?
2015年7月28日 at 9:26 PM
大変でしたね。見つけられてしまうと、せっかくの呪いの願?がかなわなくなっちゃうんですよね。打ってる最中をうっかり見てしまって、鬼の形相で追いかけられた、とか地元で昔聞きました。でも、本当大変でしたね…お大事に
2019年3月18日 at 5:31 PM
普段は観光客に人気のある綺麗な神社ですが、山の中にあるので、夜は少し不気味な感じがします。
大学時代、私の先輩達が経験した話です。私の一つ上の女性の先輩はもともと霊感があり、色んな体験をしていました。ある夜、この女性の先輩と仲良しの男性の先輩3人でバイクでツーリングがてら肝試しに、この神社に行ったそうです。男の先輩2人が二人乗りをし、もう一台は女性の先輩が後ろに乗っていました。着いた瞬間女性の先輩は嫌な感じがしたそうで、「来るなって言ってる。」と言ったそうです。上を見ると、風もないのに鳥居のひし形の紙が半分だけ揺れていました。全員不気味に感じたそうですが、せっかくバイクで肝試しに来ているのに、行かないのはもったいない。との事で、暗い神社内を見て回る事にしました。しかし、始めにそんな事があったのに、神社の中では何もありません。なーんだ。と先輩達は帰ることにしました。
帰り道。真っ暗な山道を走っていると、女性の先輩が震えていました。前を運転する先輩が「どうした?」と聞くと一言、「付いて来てる。」
前の男性の先輩がバイクのミラーを確認すると、何かが追ってきていたそうです。私は何がいたのか聞きましたが、その先輩も頑なに何かがいたと言うのです。
これはマズイと思った先輩はスピードを上げ、前のバイクを追い越しました。その途端、前のバイクがエンストしたのです。エンストした先輩達は何が起こったか分からなかったので、運が悪いなーくらいで、少し休憩してから発車したそうで、後から聞いて青ざめたそうです。