その日は別の心霊スポットに行く予定でした。

スマートフォンをナビ代わりにルートを設定して、
ある心霊スポットに向かっていました。

その心霊スポットは東京でも南部に位置する場所にあるところで、
初めて行く場所でした。

でもナビでは明らかに北部に向かって矢印が出ています。
どういうルートか、よくわかりませんがそれはある場所を指していました。

途中まではなんの疑いもなく、ナビ通りに道を進んでいたのですが、
見覚えのある駅を見て気がついたのです。

何故かこのルートは、東京都東村山市にある狭山公園内の
たっちゃん池(宅部池)に向かっているのでした。

気がついたので、ルートを変更して検索をしましたが、
何故かすべてのルートで狭山湖を通る形になってしまうのです。

心のなかで北部から下って行った方が近いから、
こういうルートになったのだろうと解釈をしましたが、
明らかに初めから南部に向かった方が近いのです。

仕方がなく狭山湖のルートを通って行きましたが、
たっちゃん池の近くは通らないように工夫して走りました。

しかし、狭山湖畔の道は自転車道路がある場所とない場所があり、
車にぶつかるのではないかと心配になりながら進んでいました。

ルートを変更してからは、順調に南部に向かって行き
ちょっと遠回りをしてしまいましたが、最初の目的地につくことが出来ました。
帰り道を検索してみたのですが、明らかにきた道とは違うルートを示しています。

今思うと、たっちゃん池に行った時から
「ここにおいで」と呼ばれていたのでしょうか。

そのキッカケが今回の思いもよらないルートだったのかもしれません。

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