JR横川駅から徒歩一時間の所に、
めがね橋という有名な観光スポットがあり、
この先に今は使われていない間瀬トンネルという廃トンネルがあります。

今から10年以上前に、肝試しをしようということになり、
群馬県では有名な心霊スポットであるこの間瀬トンネルに、
友人と一緒に、夜中に車で向かった時の恐怖体験談です。

間瀬トンネル近くまで来ると、行き止まりとなっていて、
車では入れませんが、徒歩なら可能となります。

あたりは照明など一切なく、民家も何もないので、全くの真っ暗闇となっています。
もうこの時点で嫌な予感がしていました。

かなり怖かったので、友人の後ろに付いて歩くようにしました。

トンネルに入る時には、特に何もなかったのですが、
トンネルから出るときに、私の後ろには誰もいないはずなのに、
ざっざっと小さく足音がするではありませんか。

私は最初は空耳かとも思いましたが、
どう聞いても後ろから足音がするので、怖くなって、一目散に逃げました。

前を歩いていた友人も、私が突然逃げ出すので、
一緒に全速力で車まで逃げ出しました。

友人の車まで必死に戻り、私は助手席に座り、
友人が5分ほど車を走らせると、友人がうわっと悲鳴をあげて、
車を急停車させました。

どうしたんだと私が聞くと、
ミラーに帽子をかぶった人が一瞬見えたというのです。

ですが、その後ミラーに人は見えませんでしたが、
とても運転する気にはなれず、一番近くにある松井田町内の、
24時間営業のコンビニで朝まで過ごしました。

正直言って、もう2度と行きたくはありません。

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