〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓

札幌市の温泉街で有名な定山渓と小樽市の朝里を結ぶ
小樽定山渓線は冬は夜間通行禁止になる山道を
くねくね曲がりながら進む山道です。

小さな頃、祖父と小樽に釣りをしに行こうとしたのですが、
天候が悪くなり強い雨が降ってきたため釣りを中止して
温泉好きな祖父がドライブがてら温泉入りに定山渓に行こうと言い、
祖父の車で小樽定山渓線で定山渓に行く事に!

この時期は蛾がすごく道路一面が
蛾の死骸で真っ白になっていたのを今でも覚えてます。

父の車で何回かこの道を通った事があったので初めてではないですが、
天候が良ければ自転車で山越えをしようとする方や
バイク乗りの方がツーリングをする道・・・

しかしこの日は雨のためさすがにバイクは居ても自転車や歩行者は居ませんでした。
そんな中、山道に入り少し進んだところで一人の歩行者が居ました。

女性が一人で雨の中山道を歩いている・・・
傘もささずに・・・この時点で少しおかしな状況ですよね・・・
祖父は何も気にとめてなかったようですが・・・

それから少し進むとまた歩行者が居ました。
よく見ると先ほどの歩行者と後ろ姿が似ている・・・いやさっきの女性!?
最初は顔をみなかったのでこの時は顔をみたのですが30〜40ぐらいの女性?

年齢はともかく気味が悪くなりました。
祖父は全然気にもとめず運転しています。

さらに進むとまたその女性らしき歩行者が・・・

恐る恐る顔をみてみると今さっき追抜いた女性
しかも追抜く瞬間に目が合い・・・
もう自分は恐怖で心臓がはりさけそうでした・・・

動じない祖父に「さっきから同じおばさんが何回もいる」と聞くと・・・
「この雨だぞ?誰も居ないだろ」とあっさり私のみた光景は否定されてしまいました・・・

さらに進むとその女性はまたおり私を乗せた祖父の車は横を通りましたが、
私は恐怖のあまり顔をみる事はしませんでした。

その後車は下りはじめ無事に定山渓につきましたが
下り始めてからはその女性はあらわれませんでした。

後にも先にも幽霊?と思える出来事はこの時だけですが未だに忘れられない出来事です。

小樽の朝里側には当時旧朝里病院があり有名な心霊スポットでありましたが、
ここの霊が山道を散歩していたのでしょうか?

この女性の霊をみてから1週間程で父の姉が亡くなりました。
年齢は違いますが、何か関係があるんでしょうか?

そう考えると今でも恐ろしいです。

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