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京都での心霊体験のひとつです。

大学2回生の夏、その日はバイトもなかったので
家でひとりで過ごしていました。

時間をつぶしていると、女友達から電話がかかってきました。
「今から宝ヶ池の方に肝試しに行くんだけど、一緒に行かないか?」という誘いでした。

暇だったので二つ返事で了解して私も行くことにしました。

それからすぐに私の住んでいるアパートに
2人の男友達と女友達をのせた軽自動車が着きました。

わたしは後ろの席に乗り込んで、そこから宝ヶ池をめざしました。
男友達のひとりが「宝ヶ池に心霊スポットで有名な神社があるからそこに行く」と言いました。

みんなで他愛もない話をしながら車を走らせていました。
しばらくすると、私はなんだか気分が悪くなってきました。

乗り物酔いは滅多にしないタイプなのですが、
その時はまっすぐ座っているのが困難なほど気分が悪かったです。

運転していた友達が「着いた」という頃には座席に座ることすらできず、
後部座席で寝込んでいました。

頭がガンガンして、内蔵がぎゅるぎゅる動かされるような、
そんな気持ち悪さでした。

とても肝試しに行けるような状態じゃなかったので、
私は自分を置いて他の3人だけで肝試しに行ってくるように頼みました。

なのに3人はなぜかしきりに私も肝試しに連れて行こうと誘うのです。
もう目を開けるのも億劫で、ふて寝を決め込みました。

しばらくして3人も諦めて「いってくるね」とだけ言い残して
外にでていきました。

車のドアがバタンと閉まった音までは覚えています。
ただ、その後目が覚めると私は自宅で寝ていました。
気分も悪くない。

外はまだ暗く、家を出てからたいして時間はたっていませんでした。
宝ヶ池から自宅を往復するのだけでも不可能な時間でした。

私は他の3人の友達に私を送ってくれたのか、と肝試しのことを聞きました。
しかし、三人が三人ともそれぞれ別の友達と会っていたり家族といたりと、
私と肝試しに行っていないと言うのです。

私はパニックになりました。

三人がみんなで私をからかっているのかとも思いましたが、
よく見ると最初に女友達からかかってきたはずの着信履歴がないのです。

でも、服は部屋着から外に行く時の格好をしているのです。
思い返せば車の中でもおかしいことがあります。

友達の車は軽自動車です。
狭い車内で私が上半身だけでも後部座席で寝転がろうとすると
隣にいた男友達に膝枕をさせていたはずなんです。

あのときは気持ち悪さでいっぱいいっぱいで気にも留めませんでしたけど、
隣の男友達に私はどうして触れなかったのでしょうか。

もし、あの時気分が悪くならずに一緒に外に出ていたら
私はどこに行っていたのだろうと今でもよく考えます。

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