私が学生だった頃の話です。

当時私たちの周りのグループは、週末土曜日に、
友人たち6人で集まり心霊スポットをまわる遊びをしていました。

今ではかなり恐ろしいことをしたなと思いますが、
その頃はそんなこと、微塵も感じませんでした。

携帯を使い学校の休み時間に心霊スポットを検索して、
友人の兄の車に乗せられて行くということを1っヶ月ほど繰り返していました。

そしてある日の土曜日、行くことになったのが、
宮城県仙台市旗本にある太白山トンネルという場所でした。

かれこれ5回目だということもあり、当時の心霊スポットランキングでは
怖さレベルが真ん中程度でした。

なので、周りも「そろそろ怖いとこ、なくなってきたね」なんて話していましたが、
その日は友人がデジタルカメラを持ってきていました。

怖い物知らずの私たちはその太白山トンネルの中で撮影をしようということになりましたが、
なにか嫌な予感がして私は反対をしました。

しかし多数決では5対1、結局撮ることになり、
シャッターは車の運転をしてくれた友人の兄が担当をしました。

みんな色んなポーズを撮りいざ撮影。
ところが写るものは私たちのみで、みんなホッとしたのか安堵の表情をしました。

ですが次はその友人の兄も写りたいとのことだったので、
私がシャッターを押すことになり、
再び周りは色々なポーズを決め私はシャッターを押しました。

その瞬間、頬に激痛を感じ手を頬にやると5cmほど切れていました。
それを見た友人らはざわつき、早くここを離れようということに。

傷は1週間ほどで治り、何も違和感もなく過ごしていますが、
その日を境に心霊スポットに行くということはみんなしなくなりました。

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