夜9時頃、愛媛県にある大谷池という山の上のほうにある池まで
彼氏とデートドライブに行った時のことです。
もともと大谷池では自殺者が多いことで
心霊スポットになっていることは知っていましたが、
昼間にちょくちょく行っていたので夜に行くということも
躊躇することなくドライブしに行くことになりました。
車を駐車場に止めた頃から、なんだか空気が重たく嫌な気配を感じていたものの
彼氏とのせっかくのデートでドライブしていたので、
変な話をして気味悪がられるのも嫌なので気のせいだと思いこみ
気にしないようにしていました。
ところが、彼氏が「せっかく来たのだから外に出て休憩しよう」と言い出しました。
特に断る理由が思い付かないので、本心では怖かったけれど
少しくらいならと思い外に出ました。
2人で池の策に腰をかけてたわいもない話をしていました。
池の奥の方から嫌な気配や視線を感じながらも
早く車に戻りたいと内心思いつつ話をしていました。
外に出て5分位経った頃、
嫌な気配がだんだん大きくなり視線も近づいてくる感覚を覚えました。
私もさすがにこれ以上はやばいと思い、
彼氏に「気のせいだと思うけどなんとなく池の奥の方から怪しい気配がする。
それがだんだん近づいていて怖いから車にもう戻ろう」と声をかけました。
すると、2人の真後ろから「ウォー」という女の人の声が聞こえてきました。
あたりには2人以外人はいませんでしたし、
まして2人が座っている策の後ろは池なので人がいるのは考えられません。
彼氏もその声が聞こえたのか、
2人は会話することもなく同時に柵から腰を上げ車に走っていました。
その後、不可解なことは起きなかったので
連れて帰らなかったことだけは幸いでした。
2018年11月14日 at 9:38 AM
こちらは愛媛県でとても有名な心霊スポットです。
かつて池を掘るために1つの集落をつぶし、多くの人が命を落としたと云われています。
当時の私は大学生で夜は家庭教師のアルバイトをしておりました。
霊感はなく幽霊も見たことがないため、あまり心霊現象について恐怖を持ったことはありませんでした。
それゆえ、私の家から家庭教師をしている生徒の家まで向かうのに、近道だからと思い、時間がない時には
大谷池の前の道をよく通り抜けていました。
その日も、家庭教師のアルバイトで生徒の家から家へ帰る道中、疲れていたこともあり、
一刻も早く帰りたい思いで、大谷池の前の道を原付で走って帰りました。
霊感はありませんが、その道を通る時はいつも気温がぐっと下がり、肌寒さを感じます。
また、昼間通る際にも周囲は光が入ってくるはずなのに、どこか薄暗い印象もありました。
少し肌寒さを感じながらも池の前を通りぬけると、池の道路を挟んだ反対側に地蔵が並んでいるのですが、
ふと、そちらから視線を感じたような気がして、地蔵の方向を見ると、
特に人影もなく、いつも通り地蔵が並んでいました。
気のせいかと思い前に向き直った瞬間、どっと急に原付に重みを感じました。
霊感のない私にもはっきりと、後ろに何かが乗っているのがわかりました。
ミラーを決して見てはいけないと思い、
決死の思いで、池を通り抜け、早く大通りに出なければと思い、エンジンをふかしました。
決して後ろは振り返らず・・・
大通りに差し掛かる少し前にふっと原付が軽くなり、
同時に大通りに差し掛かりました。
たくさんの行き交う車を見て、安心したのを鮮明に覚えています。
大通りを抜けて家へと帰り、その日は何事もなくご飯を食べ、就寝しました。
翌日、母親の作ってくれた朝食を食べ、大学へ向かうため原付へ乗ろうとした時、
ミラーに人が映っているのが確認できました。
びっくりして、後ろを振り返りましたが、そこには誰もいません。
途端に怖くなり、悲鳴を上げて、母親を呼びに行きましたが、
母親が見た時にはミラーには何も映っていませんでした。
これは、私が体験した最初で最後の心霊体験です。
以降、怖くて原付には乗れなくなり、その原付は廃車にしました。
そして、それからあの道は一度も通っていません。