沖縄県うるま市
沖縄県には、心霊スポットがいくつかあります。
その1つに「海中道路」があります。
観光客や地元の人も交通で使っていますが、
地元ではちょっとした不気味な目でみられます。
「深夜に海中道路にいてはいけない、あっちはあまり良くないものがいたりする」
と教えられてきましたが、免許をとり興味本意で肝試しも兼ねて深夜に行きました。
深夜2時あたりだったような感じです。車からでて橋に背を預けていました。
まわりが静かで波の音しか耳にはいってきません。
「観光客もいないんだなぁ」と思いながらスマホをみると、電波圏外マーク。
急に時間表示がおかしくなっていたのです。
文字化け表示。「やばい」と思った瞬間には遅かったです。
後ろから表現し辛い声が聞こえた。海しかないのに聞こえてくるのは、
ありえないので「でた!」とびっくりし何故か遠くの電灯に、
目がいきました。
見えている距離なのですが電灯が消えてゆくのです。
一番、二番目、三番目、とだんだんはやく電灯が消えていくのが見えました。
寒気と恐怖が混じったような感覚で怖くなり
車へ戻ろうと、走りました。
後ろからずっと声がきこえていましたが、
振り向いても誰もいないのはわかっていました。
電灯が消えていくのが確認できるくらいだったのですが
私は気づいてしまったのです。
霊感がない私が見えるという事は危険サインとわかりました。
消えてゆく電灯とともに、人がすごい勢いで走ってくるのが見えるのです。
なにか叫びながらすごい形相で。
やっとの思いで車へ乗り込み、エンジンをかけ海中道路から逃げました。
ミラーから後ろを確認した時には、電灯は全部明かりが戻っていました。
家へむかっている最中に後方からドンッと鈍い音がした。
おそるおそるみると、真っ黒い塊がぶつかっていたのです。
私が覚えているのは、ここまでです。
どうやって家へ帰ったのかも覚えてないのです。
目が覚めると家でした。
玄関で倒れていたらしい私は車をみてみると驚きました。
あの黒い塊にぶつかった痕がありました。手のひらの形で。
車は怖かったので処分いたしました。お払いもすませました。
ですが霊感ある祖母がいうには、黒い塊は人を誘拐するものだと。
誘拐されずにすんだのは、お守りの塩が守ってくれたのだと。
そのお塩は真っ黒くなっていたので、
私を悪いものから守ってくれたんだと感謝しました。
心霊スポットには二度と行きたくないです。
これが私の恐怖体験談です。
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