私は新潟出身ですが、地元では有名な、
ホワイトハウスという心霊スポットがあります。
その名の通り白い洋館で、何十年も住む人もなく荒れ果てており、
かつてそこで一家惨殺事件があったとか、
病気の少女が座敷牢に監禁されていたとかいう
怪談がまことしやかに囁かれているいわくつきの場所です。
ただし、実は洋館の持ち主だった人が地元新聞の取材に答えたりして、
「そのような事実はない」とこれまでに何度も声明を出しています。
かつてそこに住んでおられたその方は、
このような心霊スポットとして扱われるようになってしまって
困惑しているようです。
しかし、学生などがやっぱり探検に行きますよね。
私の友人グループも学生時代、このホワイトハウスに肝試しに行きました。
私はとてもこういうのが苦手なのでおそろしくて付き合いませんでした。
だから、聞いた話です。
ホワイトハウスに着くと、そこはいかにも不気味で、
館の周りは草ぼうぼうになっていたそうです。
また、建物の内部も朽ちてきていて壁には落書きがされ、
二階の窓には外から鉄格子が嵌っていておどろおどろしい雰囲気だったそうですが、
中に入っても実際には何事もなく、「なあんだ、たいしたことないね」と言い合って、
出てきたそうです。
そこは新潟市中心部からは車でないと行きにくい場所にあり、
友人グループも当然、車で行っていました。
何事もなかったとはいえ、そこそこに怖い雰囲気も味わい、
車に乗ろうとした時に、フロントガラスに小さなてのひらの跡がひとつ、
ついているのに気がついたそうです。
2015年5月8日 at 11:17 PM
私がまだ地元・新潟県に居た頃の話です。
ある夏、友人の一人に「これから皆でホワイトハウスを見に行くんだ」と言われ、
「え?アメリカまで行くの?」
思わず問いかけると友人たちは一瞬、顔を見合わせて次の瞬間にゲラゲラ笑い出しました。
聞けば、とある山中に打ち捨てられた古びた一軒家で幽霊が出る噂がある、いわゆる幽霊屋敷でその外壁が白色という所以から「ホワイトハウス」と呼ばれているのだそうです。
怖さもありましたが結局、好奇心に勝てず一緒に向かう事になりました。
(もう20年近くも前の事でしかも友人の車だったので、地名や場所は忘れてしまいました)
現地に着いて家まで歩きながら噂の詳細を聞くと、
『そこは医師一家の別宅で精神病を患っていた娘の療養で移り住んだものの、症状が悪化した彼女は家族全員を惨殺してしまった』そうで
実際に見てみると、ドアや窓などもすっかり無くなって階段の踏板も所々が腐り落ちているといった状態で、落書きもあちこちに散在していました。
その中には「ここに女が見える」というようなメッセージもあり、場所も二階へ上がる階段の途中の壁面だった、と何故か未だに覚えています。
その帰り道でメンバーを順に送って最終的にハンドルを握る、あの噂について詳しく教えてくれた男友達と自分の二人きりになった後は、幽霊がついてくるのでは…という恐怖を振り払うように、わざと明るく騒いだりと妙に固い雰囲気でした。
それから長い年月が過ぎて昨年辺りに、本屋で偶然「ホワイトハウス」の文字が載った本を見つけました。
その本によればホワイトハウスの他にブラックハウスなるものもあり、例の彼女が事件後にそこへ逃げ込んだ挙句、首つり自殺した…という結末でした。
噂の真偽は不明のままですが、あの深い山中にわざわざ建てられていた家自体や、その裏庭?で横倒しになったままの洗濯機が何とも不気味でした。
2016年8月18日 at 2:16 PM
二階に登る階段壊したのは私の後輩
2016年8月21日 at 5:43 AM
二階の鉄格子は転落防止の為でしょうね